書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

比率としては変わらないのでは?

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契約や嘱託という形で、一定期間その会社に出向くことはあるけれど、それは仕事の内容上、そうするのがやりやすいからであって、スタッフに教えたり、とは違うところにいます。

なので、組織としての人間関係は20年近く離れているので、疎い。

 

疎い、というよりも、そうかぁ、と思いはするけれど、それ以上のジレンマは感じないんですよね。

端で見ていたり、たまに遭遇したりするのと、毎日のように顔を突き合わせて、しかも指導する/さえる立場とは、違うからなぁ。

 

私は、自分が駆け出しの時分、一般常識や教養はないし(これは今も、か)、言いたいことを言っていたし、でもって、怒られたり叱られたり、あれこれアドバイスされたことがほとんどなく(本人が気づいていないだけで、馬耳東風だった可能性は高い、けど)、のびのびさせてもらっていたので、

「今の若い人は」とため息混じりの声を聞くたびに、若い頃の自分に言われている気がして、あ〜、こういう思いをさせていたんだろうなぁ、と感じて、どうにもバツが悪い。

 

う〜む。

 

私は今の若い人がダメだと、どうしても思えないんですよね〜。

むしろ、優秀だなぁ、と感じることは多々あっても。

 

今の若い人がダメ、というのは、そういうことを言う人たちは若いときに優秀だったんだろうなぁ。自分がやってきて、うまくいった方法論からみると、今の人たちのやり方と感覚がかけ離れているから、がっかりしちゃうのかなぁ、と思ったりするのです。

 

本当のところは、いつの時代も、よしとされるものが変わっても、優秀な人、そこそこの人、ダメな人の割合、ってのは変わらないんじゃないかな。