書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

薄毛はカミングアウトできるか?

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涼しくなったので、待ってました!とばかりに美容院に行った。

ギンギンギラギラ暑いときは、美容院に行くのがどうしても憚られてしまう。

美容師さんは仕事で慣れているのかもしれないけれど、おばさん(というか、おばあさん)のベタっとした髪の毛は触りたくないだろうし、汗と加齢臭(自分で気づかないうちに発しているでしょう)でスメハラ、なんてしたくないし。

暑い時はどんなに気をつけてもちょっと外にいるだけで、そうなっちゃうんだよ。

 

美容院は得意じゃない。

なぜだかものすごく肩が凝るし、美容院の会話も苦手。

なので、最低限のこと、私の場合だと、カットだけしてもらうようにしている。

シャンプーやスタイリングなしのカットだけだと、30分もあれば終わるしね。

 

どのみち髪の毛は伸びる、どのみち自分ではきれいなセットできない、

そもそも自分にとってよし、が他人にとってよしとは限らない、

なので多少失敗しても構わないので、美容院では、美容師さんに任せたい。

 

今回の美容師さんは当たりだったなぁ(美容師さんの指名をしないので)。

最初に確認したのは、後ろの長さだけ。

サイドも前髪も勝手に整えてくれた。

鏡を渡され、後ろの長さの確認をし、終わりかな?と思ったら、

「じゃあ、これから量を減らしますね」と。

 

さらっと言った、髪の毛が鬱陶しいので、という言葉を汲んでくれたのでしょう。

気持ちいいほど、髪の毛をガンガンすいていく。

 

軽い! 半分ぐらいになったんじゃないか。

 

すっかりすっきりして美容院を後にしたのだった。

 

 

私は、髪の毛が多いのだ。

1969年の早生まれの私は現在52歳。
更年期真っ盛りであり、老人期に突入!なので、剛毛だった髪の毛は随分と細くなった。

生え際の白髪もちらほら目立つようになり、あと2〜3年したら真っ白になるかもね、とも思っている。

量は若い頃ほどではないとは思うけど、それでも多い、んじゃないかな。

シャワーを浴びるたびにあんなに抜けるのに、なんてのは、薄毛の人にとっては腹立たしい話だろう。

 

白髪の開放、となって数年経つ。

グレイヘア、なんていうのは、白髪だと直截的すぎて、身も蓋もなくなるからだろう。

 

加齢による髪の毛の太さの変化は、見た目わかりづらい。

 

では、量は? もっと端的に言うと薄毛は?

イギリスの人気料理家、メアリー・ベリーは、髪の毛が薄いのが悩みだと言っていたし、性別問わず薄毛の人はいるよね。

 

薄毛というと男性の問題と捉えられがちだけど、

こういう身体的現象においては、性別によって別の生き物ゆえ男女によって違いはあれど、薄毛な女性もいる。

かつらや増毛剤を利用しているのかなぁ。

そのうち、薄毛上等!みたいな世の中がやってくるのだろーか?