書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ふるさと納税もいいのだけれど

つくづく、私にとって図書館は生活で欠かせない場所なんだなぁ、と思う。 2020年2月、東京に戻ってきて、何年かぶりに図書館が徒歩圏内にある生活が戻ってきて、それまで無自覚だったのだけど、いったん失ったものを取り戻したことで、意識的になり、実感し…

意味のないこと

いつものように図書館にいったら、入り口のところで小学校低学年(と思われる)男の子が柱をじ〜っと見つめていた。 何かが貼ってあって、真剣に見ているらしい。 別の入り口から入ろうとしたら、私の存在に気づいたであろう彼が立ち上がって、背後にいた母…

うれしいことは

飽きたら、他に熱が注げるものができたら、自然と以降するだろうとは思っていて、 この仕事一筋で、とは今でもさらさら思ってなく、 ただただやりたいなぁ、やってみたいなぁ、で始めた編集という仕事だったけれど、気づけば30年近くになっちゃったよ。びっ…

低頭平身で謝らなくていいよ

切羽詰まった状況なら別だけれど、家だとどうしてもだらけてしまう(すぐ寝てしまう。。。)。 適度に人の気配があったりざわざわしていたりする方が集中できるので、 図書館、モスバーガー、ドトール、に出没することが多い。 図書館は言わずもがな。 ドト…

本を通じて帰省する  

飛行機はおろか新幹線も利用しなくなって、1年近く。 正直、帰省が楽しいとか心待ちとか、はないのだけれど、 十数年前に父が亡くなり、母がひとりになってからは、せめてそのくらいは、と帰省するようになった。 が、コロナである。2020年のお正月以来、2年…

どうにもつきまとう、大いなる違和感

東京オリンピックが終わった、ようだ(パラリンピックはこれからだけれど)。 ようだ、というのは、私はまったく見ていないからである。 テレビを置いていない、というのもあるのだけれど、そもそもオリンピックに興味がないので、生まれてから半世紀以上経…

認められたくて仕方のない、後天的美人

ルッキズムはいかがなものか、という声は日増しに大きくなっている。 異論はない。 確かにそうではあるのだけれど、果たして見かけを判断することを辞められるものなんだろうか。 口に出す/出さないの違いは大きい。 マナーとして、人として、口に出さない、…

嫌なものは嫌なのよ

テレビを置いていないので、ラジオを流している時間が長い。 基本、AMでときどきBBC。 AMラジオのアナウンサーの声質や話し方は、安心できる。 テレビもある局は視覚に重きを置いていることがよくわかる。 声だけが頼りのメディアでは、内容もだけれど、声質…