書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

低頭平身で謝らなくていいよ

f:id:ricorice:20210809165944j:plain


 

切羽詰まった状況なら別だけれど、家だとどうしてもだらけてしまう(すぐ寝てしまう。。。)。

適度に人の気配があったりざわざわしていたりする方が集中できるので、

図書館、モスバーガードトール、に出没することが多い。

 

図書館は言わずもがな。

ドトールはコーヒーの味含め、コーヒーチェーンの中でいちばん気に入っているし(すべてにおいて、適度、なんだよなぁ)、

モスバーガーはコーヒーチケットなるものがあって、発行店でしか使えないけれど、お得だし、モスバーガーの紅茶はコーヒーチェーンやファストフード系(モスバーガーはファストフードではないけれど)の中でいちばん好きだし。

 

私がよく行くところだけかもしれないけれど、モスバーガーはコロナの影響で、持ち帰り客が圧倒的に多く、たいがい席が空いている、のもありがたい。

 

先日、夕方、モスバーガーに行って、アイスコーヒーを注文したところ、なかなか来ない。

受け取りの注文が立て続けに入っていて、対応してくださったのは仕事を始めてまだ浅い(と思われる)方で、さして気にしていなかったけれど、

私より後に来て、同じようにアイスコーヒーを注文した人のところに先にアイスコーヒーが運ばれたので、

呼び止めて、「私のアイスコーヒーがまだ来ていないので、お願いしますね」と。

 

その方は注文を受けたこと自体も忘れていたようで、一瞬キョトンとした顔をしつつカウンターに戻って、「アイスコーヒーの注文が〜」と言っていると、指導していた人が、「注文入ってたよ」と。 

すっかり記憶から抜け落ちていたことに気づいたのもあってか、アイスコーヒーを運んできた時に低頭 平身で「すみませんでした! 本当にすみません!」とお詫びの言葉をかけられました。

 

 

「いえいえ。コーヒー、どうもありがとうございます」と答えたものの、

いやいや、そんなに謝らなくっていいよ。

「お待たせしちゃいました」と舌をぺろっと出すぐらいで、いいよ。

 

何度も言っても(その度に間が悪いと、何度言っても、ってこともあるけどね)、あるいは故意に忘れていたら別だけど、誰だって忘れることはあるもの。

それに、自分で注文したものを確認するのは、お客の責任でもあると思うのだ。

 

 

なんだか、ちょっとのことで必要以上に謝罪、ってことが増えている気がする。

本当に謝ること、ってそんなに多くないんじゃないかなぁ。