書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

若い人たちのフラットさが好きだな

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最近、初めまして!な方とお仕事をする機会に恵まれまして。

 

その方、20代後半。っと、私の子供といってもおかしくない世代。

最初はメールのやりとりで、

5W1Hが明記され、つまり仕事としての事案が明確になっていて、

かつ、ちょっとやわらかい言葉、それは時候の挨拶といった紋切り型ではなく、ひとことその場に応じたやさしい言葉がプラスされ、

かつレスも速いし、非常に好印象!

 

仕事が進むにつれて、実際にお目にかかることがあり、さらに好印象。

 

というのも、接し方がフラットなんですよね。

今案件については。その方が発注主ですが、だからといって高圧的ではなく、

またこちらの方がキャリアがあるからといって萎縮するわけでもなく、

移動の時間などもあったので他愛ない話をしても、

それが気を遣って盛り上げる、ではなく、でも素直でスムーズなやりとりで

なれなれしくなく適度な距離感のあり方が心地いい。

 

 

これ、私の周囲の人だけかもしれないし、私の感じ方かもしれないけれど、

今の若い人がおしなべて、非常にすぐれている点は、

このコミュニケーション能力だと思うんですよね。

 

一言で言うとフラット。

年齢とか性別とか肩書きとか、で区別せず

(人間だから、内心まったくない、ってことはないだろうど、態度が豹変しない)、

言うべきことはポイントを押さえて言い、そして反応も速い。

必要事項だけでなく、やわらかい言い方やちょっとしたことを添えるので、

受け手として素直に受け入れられる。

 

 

ところで私、とんねるずがず〜っと苦手で、

世間で彼らが“おもしろい”としていることは“苦々しさ”でしかなく、

それは生理的なものと捉えていたのだけれど、

最近になってそうではない、ってことがわかりまして。

 

体育系ノリ、内輪ノリ、年功序列ノリ、

が心底ダメなんだな、受け入れられないんだなってこと。

それを是として前提として、大上段に振りかざされることに抵抗がある、のが、

とんねるずのどこがいいの?おもしろいの?につながっていたんだろ〜なー。

 

 

そこで、今の若い人たちに戻るのですが、

彼らにはそういうところが希薄なんですよね。

それはコミュニーションに如実に現れる。

 

そういう意味では、いい時代になったな、と感じるし、

そういう流れを、若い人たちのやり方に学ぶところは大きく、決して頭ごなしに拒否しちゃいけないな、とも感じるのです。