ものすごい違和感、ものすごいモヤモヤ
自分ではファニーだと思っているのだけれど、第三者評価でいうと、私はブスなんですよね〜。
しかも、チビでデブで(これも本人はガタイがいい、と解釈しているのだけれど)、
性格も難あり(これは反論できない。小心者で性根は悪くない、とは思うけれど、いい人でもやさしい人でもない)、頭もよくない(これも、周囲が考えているほどバカじゃないと本人は思っているけれど)、
と、まあ、完全に私は“不良物件”にカテゴライズされるわけです。
いい大人になってからも(分別のあるいい大人はこういうことはそうそうしないと思う)、はっきりと
「こんなブサイクはいない」
「あなた、何の取り柄もないじゃない」
「お前ごときに男ができるわけがない」
と言われ、そーなのかー、第三者の目に映る私ってそーなんだー、って認識させられてきました。
「彼がいた/いる」と言ったら、たいていの場合、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をされることが、内心、「お前ごときに男ができるわけがない」と私に対して抱いているってことを露呈してしまうのよね。
見た目とか性格とかは数値化がしづらく、いちばんわかりやすいところでは、“モテ”が指針になるんだよな〜。
ここにマウントが加わると、「この人よりはマシ」とも思われ、よって、私は“ボトムラインガール”なわけで。
これについては、もうね、自分と一生つき合っていく以上、受け入れる、のではなく、
ただただ第三者はそういう目で私を見ているのだ、ということを認識するだけ。
その上で、どう世の中を、自分も他人も気持ちよく渡り合っていく。
すべては現状認識から始まるのだから。
自分への評価を下す他人との関わりのなかで、生きていくわけだから。
「バカ(やブス)をバカ(やブス)と思うのは勝手だけでど、それを理由にバカにするのは違うんじゃないの」と思ってはいるものの、他人に押しつけたりはしないよ、私は。
そういう相手とは、つき合わない、距離をおく、やむを得ない場合は、こちらの対応を変える、しかないわけで、他人(の意識)を変えるなんてことは不可能なのだ。
こういう態度で持って接しているうちに、結果的に変わる、ってことはあるかもしれないけれど、正面切って変えてやろうなんて、勝ち目はないでしょう。
相手の意識が変わるまでの間、生きていかないといけないわけだし。
であれば、自分が不愉快にならないやり方で、まずはやっていくのが現実的なんじゃない。
そんなことにぼんやり思いをめぐらせたのは、こんな記事(↓)を読んだから。
なんか違う! モヤモヤばかりが募る。
あと、差別、マウンティングは、なくならない。
そして人間は生まれながらに不平等なんだよ!
おかしな差別、マウンティング、不平等は是正していくものだとは思うけれど、
今ある課題を解決したところで、また、新しい差別、マウンティング、不平等は生まれる。
だから是正することをやめる、って意味ではなく、そういうもんだ、という認識に立つのは必要かな、と思う。
でもって、
「ブスが悪い」
「ブスは努力しろ」
なんて誰も言ってないんじゃない?
「どうしたらいい?」って聞かれればアドバイス的なことで答えるんじゃない?
ブスのままでいいと思っているならそのままでいいし、お好きにどうぞ、なわけで、選択肢を認めていない、なんてことはないんじゃないの。
だいたい他人は人のことにそこまで興味はないよ。
話は変わって、私は、先天的美人が大好き!
彼女たちにとって美人であることは持って生まれたもので、「美人ねぇ」と言われたところで、「おはよう」「さようなら」のごとくさんざん言われているから、まさに挨拶程度。
努力目標じゃない、ってことは、他人と比較とかもしないのよね。
なので、性格がすれていないというか、素直というか、端的にいうと、いい人が多い。ほんと、性格もいい!
この人は信じていいな、って安心できるんだな〜。
人間、かくありたい、とも思うもん。
それと、働き始めてからは、美人はむしろ苦労が多いと思ったよ。
本人はまったくその気がないのに。言い寄られたり、誘われたり、仕事の話に終始できず、真っ当な評価をもらえなかったり、なんてこともしばしば。
私はフリーランスで、事務所を兼ねた自宅で、仕事柄、男性と2人きりで撮影をしたり打ち合わせをしたりしても、出張で一緒にいる時間が長くても、まず間違いが起こらない。
同じ部屋に泊まっても、発生しないでしょう。
(可能性はゼロではないだろうけど、極めて低い、限りなく果てしなくゼロに近い)
美人だとこうはいかない、ってことは簡単に察しはつくのです。
大変だな〜、って心底思う。
弱者と呼ばれる(とされる)人が声をあげるのは別にいいのだけれど、優位に立っている(とされる)人たちの平等性はどうなのかな、とも思う。
たとえば美人が「すぐに言い寄られて、本当に大変なんです」「容貌逆障害、反対!」って声高に叫び始めたらどうなるんだろう。