ボトムライン・ガールであること
私は自分のことを、そこまではバカじゃないんじゃないか、って思っていて、
もう少し言うと、インテレクチュアルでは決してない、
インテリジェンス? これも怪しい、
でも、オブザーヴァントである。これは間違いない。
じ〜っと見ているわけではないんだけれど、
いろんなものがさっと視界に入ってきて、
そっか〜! あれっ?って気づくっていう、ね。
お前は自分を過大評価してるからだろう、と言われればそれまでだけれど、
「あ〜、バカにされてんな〜」って感じることがあります。
あからさまに、ってことは滅多にないけれど、
ちょっとした言動に、それはほんの些細なことだったりするのだけれど、嗅ぎ取ることが多いのです。
私、オブザーヴァントだから。
バカだからバカにしてもいい、ってのは違う、って思っていて、
「あ〜、この人、バカだな〜」でとどめておけばいいだけで、
バカにされるのは、やっぱり気持ちのいいものではありません。
バカにする、ってのは見下す、ってことで、言葉を代えればマウンティングするってこと。
容姿でも、仕事の実績でも、何でもいいけれど、
この人は私より下だ、と思うと安心する、っていうね。
「あなた、何も取り柄がないじゃない」って面と向かって言われたことはあるし、
とりあえずその場を収めるために悪者にされることもしばしば(誰のせいでもないのに、認識違いやタイミングが合わないってこういうことなのに)、
前々から決めていたアポイントメントも、もっと重要なものが舞い込んで来たら、平気でそれを理由に保古にする(物は言いよう、だと思うし、だったらこっちも白いウソ、として受け止めるけれど、真っ正面から、約束したっけ? こっちの方が大事なんだよ!って言ってくるってどーなんだろう?)。
こういうの、私のことを自分より下、と思っているから、
悪びれることなく平気で言うんだよね〜。
今さら傷つく、ってことはないけれど、
こーゆー人なんだな、という私の中の認識ファイルに振り分けるだけのこと。
この人(私のことね)よりはマシ、この人よりは私の方が断然優秀、
そんなニオイをぷんぷん巻き散らかされる私は、
ボトムラインとして認識されているんだと思う。
ただね、歳をとってきて思うんだけれど、
歳上エラい、経歴が長い方がエラい、って空気が蔓延しているこの国では、
それだけで媚びへつらう、意見を言わない、ってこともあるわけで、
だとしたら、バカにされ、好き勝手なことを言われているうちは、
もしかしていいのかもしれない、なんて思ったりもするのです。