書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

つきあいのある(若い)人たちの活躍はうれしい

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私は一見とっつきやすいし(見下されやすいのは、それが理由のひとつだと思う)、

素直というかオープンマインドな方だと思うのですが、

でも核の部分(本音、とは違うんだよね)は見せない。

 

親しい人には見せるか、というと、

そもそも人とそこまで深く親しくならないかもなぁ。

 

なので、人間関係が一見ウェットに見えて相当ドライ、だと思う。

深入りしないし、追わないし。

一定以上にべたっと来られると、ピシャリとやり返すので、びっくりされるとも思う。

 

仕事でつきあいのある人ともベタベタした人間関係はない。

内輪で盛り上がる、みたいなの、心底苦手だし。

 

 

なので、親しいとかでは全然ないし、プライヴェートでのつきあいもないのだけれど、

それでも、仕事で関わりのある、特に若い方の活躍は、うれしい。ただただ本当に素直にうれしい。

 

たとえば受賞とか、大きな仕事をしたとか、そういう報告をもらえるとありがたいなぁ、と思う。

よかったね! おめでとう!の言葉もきちんと伝える。
(気持ちは言葉にしないとわからない、(それでも伝わらないときも多い)と思うので)

 

自分の仕事は自分の仕事でするとして、

彼らと一緒に仕事をするときは、こちらを押しつけないようにする。

何か訊かれたら答えるけれど、アドバイス的なことはしない。

するほどのものは私にはないし、むしろ、彼らの姿勢から学ぶものの方が大きいもの。

 

私の若い人たちの活躍がいいなぁ、と思うのは、彼らは虚勢を張らないからかもしれない。

必要以上に自分を大きく見せず、自然体で仕事に向かっていて、

その姿を垣間見るから、活躍している姿を、素直にうれしく思うのかもしれない。

 

 

おもしろいのは、私は自分のことはよくわからないので、

何かあっても喜びよりも、戸惑いの方が前面に出てしまうのに

(もっとも何かあっても、ほめられることも、喜ばれることも、ほとんどなく、それ以前に関心すら持たれないのだけれど)、

人のことの方が素直にうれしいと思うのも不思議。

若い人が活躍していることで、未来は明るいなぁ、と思うからかもしれないね。