書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

若い日の私には備わっていなかった(今も、か?)

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平均すると、20代中盤かな、若い方々と終日お仕事をご一緒しました。

 

若い方々(一回り以上離れている)と接すると、私の周囲だけかもしれませんが、

彼らは非常にニュートラルで、それが心地いい。

 

私自身、年齢やキャリアが上とか下とか気にしないのですが、

同世代や上の人たちはそれが基準になっているケースも多く、

別段自分の感覚を主張する必要はないので、

相手の様子を見ながら対応する、といった態度です。

 

若い方々といると、

向こうが気を遣ってくれている、ってのもあるのでしょうが、

コミュニケーションがフラットで、発言内容がそれ以上でもそれ以下でもない。

声高に主張するのではなく、やわらかく言うことは言う、って感じかな。

相談すると、いろいろ教えてくれるし。

この人、年功序列系かな?と考えることがなく、それがものすごくラク

 

でもって、すごいなぁ、と思うのが、

他愛ない話題をふってくる、ってことなんですよね。

これって、高度なコミュニケーション能力が必要だと思うのです。

 

私が20代半ばのときって、できなかったなぁ。

おとなしいわけではないけれど、内向型で、人見知りが激しくって、言葉をどう発して会話を続けるか、苦痛なことも多かったもの。

 

今の若者のコミュニケーション能力の高さは、やっぱりすごいな〜、と感じ入った一日でした。