書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

本屋で注文してみたら

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本屋へはたまに行きます。

もはや、これ!と買うものが決まっているときはアマゾンを利用するので、

本屋へはブラウジングに。

 

仕事どストライクなところ、普段は素通りしそうなところを、そういえば!と本屋をのぞいてみると、

パソコンやスマホの画面だと真っ正面からの直接的な会話が、

本屋だと上から下から左右から背後から、自分の周囲をいろんな情報が、音量の違いはあるけれど、鳴り続けている感じ。

 

 

先日、ぶらっと本屋をぐるぐるしていたら、

そういえばあの本、あの雑誌、と思い出され、

これも欲しいなと思った1冊が、書店にある検索ボードで在庫確認したらなくって、

会計のときに、急ぎじゃないし、と取り寄せをお願いする。

 

すると、取り寄せが可能かどうかの確認にしばらく待たされる。

 

あれ〜、そんな時間のかかるような出版物とは思えないけどなぁ。

 

ようやく店員さんが戻り、「在庫がありました。到着まで2〜3週間かかります」と。

 

へっ! いくら九州(私は現在、福岡在住なので)で在庫のある倉庫から遠いとはいえ、

そんなに時間かかるの〜!

増刷している最中でもなさそうなのになぁ。

 

まあ、いいや。

 

で、名前と電話番号を書くように言われる。

 

「あの〜。メールで連絡をいただけませんか」

 

えっ?という顔をされ、またしても確認にしばらく待たされる。

 

いいですよ、ということになり、連絡先を記し、書店を後に。

 

 

これ、大型書店での話。

ひと昔前ってこんなだったっけ? こんなスローペースだったっけ?

アマゾンの疾走感に慣れていると、そのテンポのゆったりさ具合に驚く。

 

 

いいとか悪いとかじゃなくってね。

書店って、その大型書店だけかもしれないけれど、こんな時間軸で動いているんだ〜。

・在庫がない
・取り寄せに時間がかかる

・電話連絡(電話って今ほんと使わないから)をする
大型書店はいくらブラウジングには最適といえ、これだとやっぱり足は遠のくかなぁ。
もう2つ3つ、本屋に“わざわざ”行く理由が欲しいよなぁ。