書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

今言わなくてもいいんじゃない

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1カ月以上体調がよくなかった原因が、要輸血レベル(ヘモグロビンが半量)の貧血だったことが、今週月曜日にクリニック → 総合業院と訪問して明らかになり、その日は点滴、以降、毎食後鉄剤を服用し、昨日&今日と鉄注射を打つことに。

注射を打った数時間経った頃から、焼き肉食べたいなぁ、とようやく食欲が出てきて、

それまでの“とりあえず食べなきゃ”から“食べたい”に変わったのでした。

 

仕事でご迷惑をかけた方々に状況を伝えると、「ホウレンソウとかレバーとかいっぱい食べてね!」などを添えてメールが戻ってきたりして、「そうだなぁ、しばらくは意識的に摂るようにしないとなぁ」と素直に感じています。

 

 

それは、いいのですが。。。

離れて暮らす家族とか関係性が濃い人が、面倒なんですよね。

 

元来私は、家にいるときは、自分で作る食事が自分の好みの味つけになるし(薄味です)、よっぽどの繁忙期以外は気分転換になるので、料理をするのは苦ではないのですが、

体調が悪いときは、放棄。

 

料理をするのがしんどい

できても動きが緩慢

スーパーマーケットに買い出しに行けない

行けても、バスケット/カードと一緒に歩けない

買ったものも持ち帰るのが(たいした量でなくても)重くて負担

買ってきたものを冷蔵庫に入れたりもひと仕事

料理をして食べた後の洗い物もしんどい

 

こーゆーときですね、家事って重労働だなぁ、って思うのは

(体調優先で、掃除や洗濯(小康状態のときにする)はとっくに放棄)。

しかし、食事に関することは命に関わるので、炊事はしないにしても、食べないといけない。

 

 

こんなとき、コンビニが便利。本当に便利。

すぐ食べられるものも、冷凍食品も、しかも一人分で揃っていて、助かる〜。

私が普段コンビニ食を利用しないのは、自分で作るからってのもあるのだけれど、器に盛り直して食べたい、ってのがあって(だったら、作ろう、って発想になる)、

でも体調が悪いときは、そんなこと言ってられない。

洗い物は極力減らしたいから、そういう意味でも便利。

 

そして、私はカロリーメイトなどの健康補助食品がけっこう好きなので(ちょっと近未来的な感じで好きなんですよね〜)、朝食や昼食に食べる。

あとはミックスジュースなんかを飲むようにする。

 

ご飯は炊かない。

お米を研ぐのも、炊き上がったご飯をよそうのも、茶碗やお釜を洗うのもひと仕事だから。

その代わり、というか、食べるとしたら、ジャガイモ。

そのままローストしたりふかしたりして。この調理法だとオリーブオイルかバター、塩があれば、それだけでおいしい。

冷蔵庫にあったらチーズと一緒に食べる。運よくベイクドビーンズの缶のストックもあれば、チンして添える。

洗い物も、耐熱皿だけ、鍋とお皿、とご飯よりもぐんとラク

 

まあ、こんな感じです。

 

 

関係性が近ければ近いほど、心配するのでしょう、

「食事どうしてるの?」 「食べてる?」と聞かれ、

上記のように答えると、たいがい怒られる。

 

「ちゃんとしたもの食べなきゃダメ!」

「ジャガイモ? ごはん食べなきゃ元気が出ない」

「近くにスーパーマーケットあるでしょ、ちょっと行って買ってさっと作ればいいじゃない」

「こういうお肉料理を食べなさい」

「作れないんなら食べに行けば」

とまあ、にぎやかなことを散々言われます。

 

「うん、わかってるよ」

「とりあえず、なんとか食べることで精いっぱいなんだよ」

「今はできないんだよ、動けないんだよ。次の段階でそうするよ」

と答えると、はっ、としてごめん、と言われることもあれば、

また説教されて、アドバイスを繰り返されることもある。さらに普段の生活についても(って知らないだろ!)、ダメ出しをされる。これがくせもの。

 

 

どっと疲れる。本当に疲れる。

体力が落ちているから、あれこれ言葉を発すること自体がしんどいのに、自分の立場を表明するのはそれに輪をかけて疲労する。

 

あなたたちは、私と同じ状況でもできるのかもしれないけれど、私は体力温存を優先したいの。

あなたたち、来てくれて面倒見てくれるわけじゃないじゃない。

だったら、放っておいて。私は私のペースで、無理なくできることからやる。

その上でアドバイスがあればお願いする。

 

 

関係性が近いほど、こういうことって起こるよなぁ。

今回もつくづく。