書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

若い、っていいなぁ、と私が感じること

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20歳前の若者とフランス料理店に行きました。

せっかくならと、どんと奮発してフルコースを予約。

 

すると、フルコース初めて、料理ごとにカトラリーが変わるのも初めて、ドリンクメニューの舌を噛みそうなワインも初めて(もっとも飲んだのは私だけですが)。

初めて尽くしで、ときどき、ねえ、これってどうやって食べるの? これって何のこと?と訊いてきて、

メニューの説明を受けて、私が質問したりするのも物珍しく眺めていて、

そうそう、知らないことは訊けばいいの。

そして何より、何ごとも経験、経験。

この日は料理を食べに行く、というよりも経験を得に行く目的だったので、結構、結構!

 

家とかファミレスじゃ食べられない料理をいっぱい食べられた!おいしかった!

と言ってくれて満足。

 

 

数カ月前も、別の20歳前の若者と食事をしたときにも感じたのだけれど、

知らないことをこれからいろいろ経験していくんだなぁ、そのたびに感動やときに痛みもあるんだろうなあ(個人差もあるでしょうが)、それは刺激的でわくわくだよなぁ。

自分がもはや鈍感になっていることに反応できるんだよね、いいなぁ。

 

自分もそんなときがあったんだよね。

 

もっとも、私だっていまだ知らないことだらけだけれど、

自分が既に経験した、こういう身近な経験をこれから重ねていく若者を見ると、

新しいことを見聞する楽しみ、ってのは確かにある、それは楽しいことがいっぱい待っていることだよね!ってのを、しみじみ感じたりして。