書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

紙の復権、とはいわなけれど

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先週後半から、一気に外出が増えました。

ここでいう外出とは、近所に買い出し、などではなく、

用事があり、電車に乗って出かける、という意味です。

私の場合は、東京都心ではないけれど都内なので、電車に乗っている時間は片道30分ぐらい、かな。

 

2月上旬に東京に戻り、

家の片づけとコロナの影響で、おこもりの日々でした。

今も、ふらふら〜と外に出ることはありませんが、

久しぶりに電車移動をする日々を過ごしています。

 

私は移動の時間は、仕事前であれば資料に目を通し、そうでなければ本を読んでいることが多く、乗り過ごしそうになることも多いので、途中途中で顔を上げ耳をそばだて、乗車駅をやり過ごしていないか、確認するのですが、その時に周囲に目を向けることとも少なくなく、そこで気づいたこと。

 

本、読んでいる人増えたかも。

 

隣に座っていた方が本を読んでいて、その方が降り、次に座った方も本を広げて、

へぇ〜、と思いつつ、見渡すと、5人に1人、1つのシートで1〜2人本を読んでいます。

 

スマホ一辺倒になったな、と思って随分経った、んだけれど、な。。。

 

この時だけかと思って、その後、電車を利用するときに注視したら、やはり同じくらいの比率で本を読んでいる人がいます。

ついでに言うと、雑誌は見事にいなかった。新聞はいた、日刊ゲンダイ夕刊フジか、そんなタイプの新聞。

 

 

紙の復権、というつもりはありません。あるとしても、それは些細だろうし。

それでもコロナの影響で、距離が求められる今、確かな手触りが欲しくなり、それで紙の本、ってこともあるんじゃないかな。

加えて、広告も減ったから、電車内で時間をつぶすのに、手持ちのもので、スマホタブレット以外、となったら、本という選択になるのかもしれない。