書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

チェーン店はすごい! よく考えてあるなぁ

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育ちがいいわけではないのに、

妙なところで、こうしたい!があり(人と一緒だったり止むを得ない場合は、まあ、そういうこともある、って思っているけど)。

食べるシーンはきっちりしたいんですよね、私。

 

学校給食が苦手だったのは食べるのが遅い、おいしくない、食わず嫌いが多い、選択の余地がない、などいろいろですが、勉強机で食事を摂る、っていうのも苦手でね。

とりあえずかき込めばいい、という感じがダメだったんだよなぁ。

食事は食事をするところで摂りたい。

床にレジャーシート敷いてトレイにのせる、でもいいから、食事は食事のスペースが欲しい。

 

コンビニのお弁当が苦手なのは味ではなく、あのパッケージのまま食べる、ってのがダメなんだよなぁ。

あのパッケージのとりあえず感で、食欲が萎える。

お箸などのカトラリーのチープさも、悲しくなってくる。

家で食べるときは、デパ地下やお店でお惣菜とか買ってきても、お皿に移し替えないと気が済まないし。

 

コンビニのコーヒーはおいしいし、ドライブ途中とかで買ったりするのはいいけれど、イートインスペースが苦手(学校給食を学習机で食べるのに通じる、とりあえず感のある、とってつけたような場所だから、だと思う)。

 

なので、その場でコーヒーを飲む場合は、コーヒーチェーンを目指します。

圧倒的に好きなのはドトール

コーヒーがおいしい。素直においしい。

あの値段であの味、気軽に普段飲むのにちょうどいい。

モーニングとかのサンドイッチも好きだし、ケーキとかも安定感がある。

緊張を強いない空気感もいいよね〜。

仕事や勉強している人もいれば、本を読んだりスマホを眺めたりしている人もいれば、おしゃべりに興じている人もいる。スマホで通話していてもされていても、気にならない感じもいい。

 

 

とはいえ、そこまで行きまくっているわけではないのだけれど、

こないだ立ち寄ったドトールに感心してしまった。

 

向かい合わせの長テーブルの間のガラスの仕切りは模様入りで半透明風になっているし

(つまり、お向かいさんが見えづらい。ということは、こちらも見られにくい)、

長テーブルの途中途中には違う素材が埋め込まれているし
(個人スペースがわかる、仕切りの役割を果たす)、

テーブル下の荷物置き場は間口が狭く奥に行くほど高さ幅が広くなっているし

(バッグや荷物がおきやすい。隣のテーブルスペースやイスに置く必要がないので、お店側もよりお客さんを)。

 

いやぁ〜、よく考えてあるなぁ。

ほかのドトールもそうだっけ?

いつも行かないドトールに行ったから、新鮮に映ったのかな?