書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

納品は試金石であり、かつ営業でもあります

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昨秋、初めてお仕事をして、今年に入って再びお声がけをいただき、先日、次回はどうしましょう、と連絡をいただき、安堵しています。

 

仕事の依頼をいただくのは、うれしい。

経営(経済)的なこともあるけれど、自分の仕事内容や態度がちゃんと対価に値した、ってことだから。

有り体に言えば、こいつ、ダメだな、と思われたら、次から声はかからない、のです。フリーランスだからね〜。

 

モノではなく、情報を扱う、ダイレクションとか編集とかライティングとかの仕事、という性格もあって、飛び込み営業のようなことはしたことない。いただいた仕事に応えるのが、営業でもあるんですよね〜。

もっというと、応えるだけじゃなく、ギャラとか時間とか、もろもろの兼ね合いがあるものの、それ以上のことをするに越したことはないんですよね〜。

 

 

ただ、一概には言えなくって、タイミングとか相性もある。

担当の方が異動になったらそこで終わりだし、仕事はスムーズでストレスも少ないけれどなんだか噛み合わないってこともあるし。

 

自分がお願いするときって、適性と意外性を考えながら人選して、仕事の内容がいいに越したことはないけれど、及第点が75点とした場合、95点だけれど締め切りを無視するとか連絡がいい加減だと、ううううう〜ん、となります。

どういうことかっていうと、催促したり、何度も連絡したり、それって手間であり、場合によっては、慌ててスケジュール変更、になるから(わかった時点で連絡してくれれば、最小限の軌道修正で留められるのです)。

 

一方で、及第点はクリアして83点だけれど、一緒に課題に取り組もうという姿勢を見せてくれたり、要所要所できちんと進んで連絡をしてくれたりする人は、仕事がやりやすい。

なので、95点の前者でなく、83点の後者の人を、特に何カ月、場合によっては年単位の書籍などの長丁場の場合は、選んじゃうな。

 

 

両方の立場に立つものの、これ、あくまで私の所感であって、他の人は違うでしょう。

とはいえ、1〜2回、いわばトライアルとして仕事をした後で、お声がけしていただくと、OKです!と言われているようで、本当に安心するのです。