書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

10年近くぶりの邂逅となるか?

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付き合いのある会社の方から連絡が入り、

「うちのこの仕事、10年近く前になさったんですよね。がっちり携わってらしたんですよね」

 

確かに。

当時のご担当の方は、すでその会社をお辞めになって数年経っているし、

ご連絡をくださった方は詳細をご存知ないし、

でも残っていた情報からおおよその見当をつけてご連絡くださった次第。

 

「そうですよ。でも、そのとき私のキャパが足りなくって、最初の立ち上げ、骨子と要所要所ならということで、お仕事したんです」

 

 

どうも、そのプロジェクトの続き、といった感じのことをやる、かもしれない、らしい。

それが決まれば、ご担当は別の方になるけれど、

以前の経緯もあるので、まずは最初に声がけしたい、と。

 

 

こーゆーの、うれしいですねぇ。ちょっと感動。

ご連絡をくださった方はご自身の担当の仕事じゃないし、

前回のプロジェクトから10年近く経っているし、そのときのことを知っているわけではない。

なので、その会社のなかで勝手に進めてもなんらおかしくない。

そんな状況ではあるのに、まずは一報を入れてくださったのが、ね。

 

 

お願いされて、連絡したにも関わらず、うんともすんとも言ってこないのはよくあることで、

それをいちいちどうこうは思わないけれど

(うっかり、ってこともある。そういう性質の人や組織だってこともある。後者が多いかな)、

連絡を入れてもらえるのはやっぱりうれしい。

結果、仕事につながらなくてもね。

ちゃんと気に留めてもらって、気を遣ってもらっていることが、ありがたいわけです。

 

 

さて、この案件、プロジェクトとして確定して、動く、かな。

その仕事をしていたときの、さまざまなことを思い出して、ちょっと高揚感。

10年近くぶりの邂逅となり、ブラッシュアップをかけたおもしろいことができるといいなぁ。