デュアルライフは本当に幸せか
私もデュアルライフを実践している、といえるのでしょう。
なんせ住居こそ移したものの、仕事の基盤は東京で、
月に1回は出向いて、顔合わせが必要なことをして、
自分自身の作業は戻って、って生活をしているのだから。
別段、子供の学校とか、家を買って、とかそんな理由ではないから、
今も戻ろうと思えば東京に戻れるし、
実際に機会を逸しているなぁ、と感じることが多いと、
焦りがないわけではない。
そもそもが田舎でのびのび暮らしたい、という発想はなく、
なるべく街中の便利なところに住みたい、ので、
だったら余計に東京がいいじゃないか(日本国内なら)、っていう気もします。
唯一、実際に居を移してよかった(?)と思うのは、
地方とはどういったところか、というのを体感できる、ってこと。
出張じゃわかんなかったですねぇ。
ある程度入り込んで、初めて見えるものがある。
こういう視点って本や雑誌、ネットの記事だけではすくい切れていないものも多いし、
何より実感としてわからなかった、と思う。
すると何が起こるか、っていうと、
絶対は存在しない、って思うようになる。
ここの常識は世界の非常識、って思うようになる。
俯瞰で相対的にものごとを捉えるようになる。
ひとつところでずっといて外界と接触をもたなければ、それはそれで幸せかもしれない。
でも、私はそうではない選択をしたし、本当のところ、住むところはどこでもいいし、
いつでも東京に戻っていいし、
いや、むしろ定住しなくてもいいんじゃないか、とも思っているのよね。