書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

世の中便利になったんだか、煩雑になったんだか。。。

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8年半ぶりに引っ越ししまして。

住むところが決まってから2週間弱で移動という特急で、

とにかく荷物の搬出さえしてしまえば、ではあり、

まあ、終わるだろう、と思いつつも、目の前の荷物の山を眺めると大丈夫かいな、私、な日々でした。

 

で、荷造りにある程度の時間がかかるのはあらかじめわかっていたことだけれど、

意外と時間を取られたのが各種手続き。

 

不動産屋さん、引っ越し業者さん、ライフライン(電気、ガスetc)関係のやりとりにえらく時間を取られしまった。。。

 

盲点だったなぁ!

 

不動産屋さん、引っ越し業者さんは、ある程度メドが立つ。

とはいえ、約束の日時の前に再度確認の連絡がきたりするのは、ありがたいんだけれど、その度に作業が中断される。。。

 

さらにライフライン関係は、今はユーザーに会社を選択できるので、

かつての、東京なら、東京ガス東京電力、と(ほとんど)選択の余地がなかったときは、電話一本で「〇〇から△△に引っ越します」とはいかず、

新規加入の申し込みをはじめ、やりとりいろいろ。

かつ電話で話すときは、まずはそのたびに本人確認から入って、本題に入るというね。

そして、ことが終わったら、確認の連絡もあるというね。

しかも、こちらが電話をする場合は、たいてい混み合っているので、待つ時間も長い(これはこういうもんだと思ってはいますが)。

 

あれ〜、以前は、電話1本で、そのあと、確認をとることもなく済んでいたことが、

そうではなくなり、なんだか煩雑になっている。

 

個人情報の保護のため、とかいうのはよくわかる。

でも、もう少しスムーズにできないもんかね。

ただでさえ、引っ越し前はバタバタなのに。

 

 

そして、役所の手続きがまったく進歩していないのにも驚く。

いちいち出向いて、手続きをして、書類をもらって、移転先でも出向いて、手続きをして。

私は、国民健康保険だから、移転手続きの後に、保険の部署に出向いて、また手続き。

(移転先では、その方が混んでいないだろうと踏んで、本庁ではなく出張所にいったら、混んでいないだけでなく、移転手続も保険やマイナンバーの手続きも一気にいろんなことが済んだ)

加えて、免許証の住所変更もありまして。

 

あれ〜、やってることが何も変わっていない!

マイナンバーで紐付けして、オンラインで一気にできないもんかね。

税収には役立っているのかもしれないけれど、このあたりもマイナンバーをリンクさせてよ。

私なんか自営業だから、平日でも自分で時間をやりくりできるけれど、

会社勤めの人とか、まだまだなかなかそうはいかないでしょう。

 

あんだけ大騒ぎして踏み切ったマイナンバーなんだから、やるならやるで活用してよ!紐付けとオンラインでできるようにして欲しい!

(にしても、マイナンバー、ってなんだ? IDナンバーでしょ。聞くたびにものすごい違和感)

 

なんだか、ものごとがシンプルでなくなり、かつ進化していないことに、う〜む、と腕を組んでしまう私です。