書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

文章は誰でも書けるけれど誰にでも書けるわけではない

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むすかしい。

 

うんうん、唸りながらテキスト原稿を上げる(それだけじゃないけど、、、だから時間がかかる)日々が続いております。

 

ふわっとした当たり障りのない文章を書くのはむずかしくないし、

意外に思われるかも知れないけれど、難解そうな文章を書くのも決してむずかしくはない

(一般読者が対象でない限り、それはマウンティングであり、武装だと思う)。

 

実は専門的な話を平易でわかりやすく、すいすい読めるような文章を目指していて、

これがむずかしい。本当にむずかしい。

 

 

私の場合は起承転結抜きで、一度がーっと書いて、時間をおいて、可能であれば一晩おいて推敲するやり方。

推敲するときは、勢いだけが先走らないように修正するし、

読みやすいように朱字を入れ、大胆に入れ替えることもある。

 

 

わかりやすい文章は誰にでも書ける、って思われがちだけれど、

書く側からしたら、決してそうではない。

 

もっとも、いちいち手の内を明かす必要もないんだけどね。

一般の人は簡単!と思ってくれればそれはしめた!だけれど、

曲がりなりにも制作サイドにいて、書くことをあまりに軽んじている人が、けっこういるんだよなぁ。はぁ。