書くこと、編むこと、伝えること

編集者、ダイレクター、ライター、情報発信サポーター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

チャンスを逃している、のかもしれないけれど

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2011年7月に長年暮らした、大学進学を機に20年以上過ごした東京を離れました。

私の場合、
・イギリスの食研究家
としての顔もありますが、おもな収入源は、
・メディアの仕事
です。

 

・メディアの仕事
とはわかりやすく言うと、書籍や雑誌、ウェブ、純粋な編集も広告などの

ディレクション(映画でいうと監督)だったり、ブレーンだったり、執筆だったりの仕事となります。

 

特に出版の場合、好むと好まざるとに関わらず、日本ではその所在のほとんどが東京で

(首都圏以外の地域にも出版はあるけれど、既存のところはタウンガイドだったり、旅行ものだったり、地方史だったりが圧倒的で、私が手がけるものとはタイプが違う)、

今、ネットの発達で遠隔での仕事が可能になったので、

東京に住まなくでも、一応仕事はできます。

 

 

一応仕事はできるわけで、でもやっぱり距離による不便はあるわけで。

とりわけディレションする立場では、ほかのスタッフ(著者、監修者、カメラマン、デザイナー、版元の担当者etc)はみんな東京で、

肝となる打ち合わせや撮影などは東京でとなり、東京に出向くことが多い。

 

1月は頻繁に行っていたので、

「戻っておいでよ」「東京に家借りれば?」などと言われ、

確かに。

今住んでいるところの仕事はほとんどしてないしなぁ。

 

 

雑誌の仕事の場合は制作のスパンが短く、お声掛けいただいても、たとえば翌週のピンポイントの日時であれば、おいそれとは動けず、

お断りせざるをえない案件が続き、

明らかに、チャンスを逃している!

ので、明らかにこれは痛い!

 

 

正直、チャンスを逃している、状況を思うと、東京に戻る、という気持ちが頭をかすめないわけではありません。

東京に住んでいればもっとスムーズなのになぁ、と思うことはままあるし。

 

でもね、いろんなものが変化している今、これから先はどこにいても仕事ができる、ってことがもっと可能になるんだよね、と考えているんです。

もちろんときどきで顔を突き合わせる必要はあるでしょうが。

 

住むところはネット環境が整っていて都市であればどこでもいい。

それは日本国内でなくでも、ジョホールバルでもロッテルダムでもブエノスアイレスといった海外の都市でも一向に構わない、って思っているんです。

 

 

撮影を現在住んでいるところで行い、著者であり監修でありディレクターとして自著を作ったときも、

ほかのスタッフはみんな東京で打ち合わせや撮影は東京に出向いての書籍制作のディレクションも、

最初はできるかな〜、と一瞬不安がよぎったけれど、まあ、できるでしょ!という気持ちの方が強く、結果としてできるわけなので、

東京を離れるときは、そんな仕事のやり方を想像をしていなかったけれど、そういう状況になり、やってみればできるわけで、

なんで、どこにいても仕事はできる、を実証していきたいなぁ、とも思うのです。

 

 

まあ、もっとも私にそれだけの価値があれば、交通費や宿泊費を払ってでも、になるのだから、

そこまで自分を持っていくのが目標なんだけれど、ね。

 

それにしても、東京から遠く離れているのに声をかけてもらえるってありがたい!

「ダメもとで」「タイミングが合えばと思って」と言ってくださるんだよなぁ。