書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

大事な指南&基盤として、ときどき見返すとしよう

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SNSで話題になっていたこれ(↓)。

https://concours.toshokan.or.jp/wp-content/uploads/contest-data/230002/

togetter.com

 

衝撃を受けてしまった!

 

ここには、企画とか編集とか構成とか見せ方とか、大事なものがすべてぎゅっと詰まっている。

(参考文献がちゃんとあるあたりもエラい!)

理由と、調査内容と、そしてそれを踏まえた上での自分の意見も入れているのも素晴らしい!

(調査内容と自分の意見がごっちゃになっていない、ってのもポイント)

 

すごいな〜、すごいな〜、すごいな〜

 

企画って、こういうことだと思う。

突拍子もない斬新なこと、というよりも、

日常の中で、疑問に思ったこととか、まとめてあるといいなと感じることとか、視点を変えたものとか。

 

そしてそれをどう展開するか、ときには情報を取捨選択しつつ(これも大事!)、

それが編集、ってことだと思う。

 

 

なんとなく上っ面をなぞって形にするとか、そういうことじゃないんだよね〜。

変な話、デザインソフトとかを使えば、とりあえずの体裁を整えることはできるけれど、それが本筋じゃない。

理念というかコンセプトというか、なぜそれをするのか、が出発点で、戻るべき軸だし。

 

 

編集という仕事が、この場合、いちばん照合しやすいけれど、

企画とか発信とかPRとか商品開発とか、すべての仕事の根幹が詰まっている気がします。

 

ときどき見返して、基盤に立ち返り、そして自分を奮い立たせるものとして、大事にとっておこう。