書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

会うことで信用度が増す

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会うことはおろか、話すことをしなくても、メールなどのやりとりで仕事はできる。

いちいち呼び出されるのは言語道断。

些細なことで電話されると思考が停止し、通話後に元の状態に戻すのに時間がかかるので、やめてほしいなぁ、と思っているので、

メールなどのやりとりだけで仕事が進むのは、私にとって好都合。

 

ですが、会っておくメリットってあるんですよね〜。

 

先日、ここ半年ぐらいかな、「一度会いましょう!」と言いながらタイミングが合わず会えずじまいだった方にやっとお目にかかれました。

話したことこそなかったものの、メールなどのやりとりから、感じのいい方だな、仕事もやりやすいな、と感じていたのですが、

実際にお目にかかって、ぼんやりと感じていたその思いが確信に変わった、って感じ。

この方は信用できるな、信頼に値するな、と。

 

私は書籍のダイレクションも仕事の一環で、

その場合は、実際に顔を合わせる打ち合わせなどを重ねるのですが、

そこで行うのは、例えば紙の質感とか色味とか重さとか、フィジカルなこと。

それぞれが同じ資料などを持っていれば、遠隔でもすり合わせができなくはないけれど、

同じ場にいて一緒に確認しながら、の方が話が速いし、認識違いも起こりにくい。

 

人に会うのも、ちょっと似てるかも。

私は理性ではなく感覚というか本能というか、で生きているからなのかもしれないけれど、

物事を確信するのは、頭じゃなくって体と五感、って感じ。

最終的に、情報は足で稼ぐ、だしなぁ、私の場合。