書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

些細なことがやけにうれしかったりする

f:id:ricorice:20190115141340j:plain

 

もう10年ほど前になるのか、

仕事を離れた場で(私がそこに行っていたのは、大義では仕事のため、投資ではあったのだけれど)ときどきお目にかかる方がいて、

流れで一緒に食事に行ったことも数回あって、

でも、休日にわざわざ会うってことはなく、その場以外でやりとりをするわけでもなく、

今ではSNSでつながってはいるけれど、それはごくゆるいもので、

確かなものとしては年に一度年賀状をやりとりするぐらいで

(ぼんやりとお元気かしら?とは思うので、毎年、年賀状を送ってくださるのは、ありがたいことです)。

 

先日、メールが届き、そんなことは初めてだったので、びっくりしました。

特に要件があってではなく、実に他愛ないあいさつではあったのだけれど、

なんだかじ〜んとしてしまいました。

なんだか自分の中に無意識のうちに溜めている、もやもやした感情を、やさしくとかされたような、そんな気分。

 

私は圧倒的に内向型なので、ひとりで籠っているのが苦にならないのだけれど、

それでももやもやした感情を抱え込む、という傾向はあるんですよね。

 

なので、今回いただいたメールのような、些細なことだけれど、些細なことは、

希望の光までのenlightenmentなものではないけれど、

寒く曇り続きの冬の日に一瞬訪れる小春日和のおだやかな時間が心を解きほぐしてくれる、みたいな感じかな。

 

 

繰り返すようですが、私は圧倒的な内向型なので、

基本“ひとりはいいわぁ”なのですが、

ひとりだとつらい、寂しい、というのは、

ぼんやりとした負の意識が拡大してまうってことなのかなぁ、と考えてみたりして。