書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

左利きはつらいよ

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私は大きなもの、ペンとかカトラリーとかラケットとかは右ですが、ほかの多くのことは左が利き手です。

なので一見わからないのですが、スマホを触っているときに「あれっ、左利き?」と訊かれることがときどきあります。

もともとは左利きだったのを、幼稚園に行き始めて、自分で矯正したみたい。。。(親も先生も、この子は左利きなのね〜、ぐらいの認識で、特にどうこうはなかった)。

 

最近、設置してあれば無人レジを利用するのですが、片側にバスケットおいて、スキャンして、買い物袋に入れるタイプのとき、いつもどちらにバスケットをおいていいのかわからなくなる。

ちょっと考えるにも関わらず、相変わらず逆においたりして、あれっ?となったり気づいたスタッフの方がやって来たりして、ああ、そうだったな、と思う。

 

今は滅多に触れることはないけれど、楽器もどちらで抱えていいのか、ギターとかクラリネットとかわからなくなる。

中学生のとき、フォークダンスで回るとき、逆だよ、と言われて、反時計回りに回っていたことがあり、後になって、ああ、自分は左利きだからなんだな、と気づいたのです。

 

 

便利にしたつもりがかえって不便、ということも少なくなく、使いやすいようにデザインされたティーポットやレードルなんかがいい例。

不満や文句を言っているわけではなくって、どちらが利き手でも使いやすいデザインは不可能なのかなぁ、って思うのです。

ユニバーサルデザイン、ってあるでしょ、あれの左右兼用、みたいなのがあれば、いちいち手を交差させたり体をひねらなくてもすむのになぁ、とぼんやり考えるのです。