そのため、ってことはないけれど、大きな励みにはなります
こないだの日曜日、著者&監修の方のFB投稿で知って、ソッコーでコンビニに走り、購入。
日本経済新聞にあったのは、「グルマン世界料理本大賞」の記事。
紙面の半分以上とは、思っていたよりも大きなスペースで、驚く。
もっとも記事の本筋は別のところにもあったのだけれど、そうか、3月のパリの「グルマン・ワールド・サミット」の受賞作の展示はこんな感じだったのか、料理本の流れはこういう側面があるのか。
『ドイツパン大全』(誠文堂新光社刊 ※私は制作統括/編集指揮として仕事をしました)が、2018年グルマン世界料理本大賞・パン部門でグランプリを受賞したので、どんな記事内容なのか、気になって購入したのです。
グルマン世界料理本大賞という賞があるのは知っていて、でも、だからといって、どうということもなく、制作中も話題にのぼることはなく、発刊された後で、著者の方に「グルマン世界料理本大賞にエントリーしてみたら?」とおっしゃる方があり、じゃあ、ってことで出品なさったら、パン部門でグランプリとなった次第。
賞のために仕事をしているわけじゃないし、賞ありきではない。
だって、本を作るってことは、こういう情報が欲しかった!という世の中の人のため(商業出版なので、制作側の自己満足のためでもない)。
実際に受賞すると、自分がいい!と確信して世に出したものがちゃんと評価されるのってうれしい。
いい本の要素のひとつは売り上げがあり、これは数字に表れるので、わかりやすい。
そうでない部分、質、となるとむずかしい。
そして上質なものが必ずしもいいとは限らなかったりもする(表現がわかりづらいとか)。
判定がむずかしいなかで、こういう賞があって、受賞となると、自分がやった意図がちゃんと伝わったんだな、と励みになるんですよねぇ。
承認欲求といえばそれまでだろうけれど、ときどきこういうご褒美があるから、やって来れたのかなぁ、という気もするのです。