書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

うんうん唸って、少しずつ

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本にはジャンルのほかにいろんなタイプがあって、

定型があってそれにはめていくものとか、コンセプトがデザイン含め明確なものとか、コンセプトははっきりしているのだけれど具体的に落とし込むためにそのたびごとにあれやこれやすり合わせながら進めるものとか。

 

今かかっている食書籍は最後のもの。

撮影では(前段階から)、ああ撮ろうかこう撮ろうか、を連日連絡を取り合ったし、

デザインフォーマットや文体も膝をつき合わせて、こうしましょうか、の相談だし、

構成は決まっているのだけれど、どういうページ順にするかはずっと後になりそう、

と、まあ、なかなか難産なわけです。

 

 

ありがたいな〜、と思うのが、

監修(著者)サイドのスタッフの方々のご協力と、

制作サイドのコミュニケーションが密にできること。

 

すり合わせが必要な書籍、ってこともあり、それに沿った人選で、

というのも、言われた自分の範疇のことしかしないというスタンスの人もいるわけで(これはこれでアリですが、お願いする内容を選ぶなぁ)、

いろいろ意見を交わして進められるというのは、この企画では不可欠。

 

お互いがそれぞれの役割に敬意を払いつつ、自分の担っているプロとしての意見も言う。

スケジュールなど、連絡もマメに取り合う。

本当にありがたい。

 

スムーズに進めるために、自分の目先のこともガシガシやらないと!

と、まあ、最後は自分に発破をかけるわけです。