限られた環境にいると、やり方を工夫せざるをえない
現在、食書籍3冊を同時進行でプロデュースしておりまして。
監修の方、カメラマン、デザイナー、版元のご担当者etc
みなさん東京なのに、私だけが遠く離れたところに住んでいるので、
おいそれをすぐに顔を合わせられない。
ある本については、
監修の方に実際の取材&撮影の前にかなりのヒアリングを、つまり事前の仕込みが必要になり、
東京に住んでいれば、出向いて行ってヒアリングの時間をそれなりにとる、ってことができるのですが、
それが不可能なので、メールのやりとりを何度も繰り返しています。
具体的には、
構成案(絵コンテ)と企画内容を提示
↓
必要な情報を得る
↓
さらに絞り込んで質問&確認する
を繰り返しています。
なかなか骨が折れるといえばそれまでですが、
これをすることで、ブレはなくなるよなぁ、といいように解釈しています。
監修の方はその道ではプロですが、本の制作はまた別の話になり、
それなりにすり合わせをしても、思い違いは往々にしてあるもの。
口頭ではなく、書く、という行為にすることで、“何を考えているか”が客観的に見やすくなるんですよね。
こんな風にやりとりを頻繁にしていると、
コンセプトの共有がより具体的にできるので、
いざ動き始めて、あっちゃ〜!ってことは少ないだろうなぁ、と思うのです。
これ、遠隔ゆえ。
どうしようかなぁ、と思いを巡らしたどり着いた方法ですが、
条件が限定されると、頭を使い工夫するしかなかったからなのですが、
一見できそうにないことも、やってみればできる!ってこと案外多いんだろうなぁ、と思ったりしています。