書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

アウトプットすると自分の思っていることが客観的に見える

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あ〜、またやっちゃった!

打ち合わせで、出版社のご担当の方、アートダイレクターさんと制作指揮の私とで、

企画の基盤となる共通認識のすり合わせの際のこと。

肝心なことはあらかじめ文書で回していたので、

その上でチェックしておくことや、実際に目で見て認識しておくことのための時間だったので、

時間はさほどかからない。

しかし、例によって、あてのない企画の話とか情報交換で盛り上がる、という、ね。

 

一見、ムダに見えるかも、ですが、私にとってこういう時間も重要。

こういうときって普段ぼんやり考えていて、まだまとまりのないものも言葉にして発し、

そのことで見えてくるものがあるんです。

 

アウトプットすることで客観視できるようになる、というのかな。

あ〜、こうじゃない、

これ、こうした方がいいな

とか。

 

さらに会話のキャッチボールをすることで、より肉付けをされる、というか。

それまで点だったものが線になったりモノクロだったのものがカラーになったり、って感触。

自分を媒介として、アウトプット、フィードバック、インプット、を繰り返し、制度が高まっていく。

 

こういう時間、しょっちゅうあるわけではないけれど、私にとって刺激いっぱい、至福の時間なのです。