書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

そういう言い方があったか! 呼び込みに感心する

f:id:ricorice:20170814131144j:plain

競馬もしなければ宝くじも買わない私。

すべてを一任して運を試すものよりも、

麻雀とか株とか自分で考えた結果が反映されるものの方が断然いい。

それに競馬や宝くじで一攫千金を狙うより、自分で稼ぐ方が早くない?

(夢がないのかな?)

 

なので、自分用に宝くじを買ったことがありません。

真っ昼間、みずほ銀行の前を横切ろうとしたら、サマージャンボの呼び声が。

 

「へぇ〜、宝くじの呼び込みって、前からあったっけ?」

なんて思っていたら、

「暑いので涼みがてら寄っていきませんか」と。

 

なんという殺し文句!

この猛暑の中、そういうこと言われると、ふらふれ入って行きたくなっちゃうじゃないの!

暑さで思考力も低下しているだろうから、つい宝くじも買っちゃうんじゃない?

そういう呼び込みがあったら、買わなきゃ申し訳ない、って意識が働く、ってこともおおいにあるだろうし。

 

 

うまいなぁ。

 

同じものを売る、情報を提供する、にしても、

まずは気にとめてもらう必要があるのだけれど、

その場、その対象に対して、響く言葉(もしくはそれに準ずるもの)を使うと効果的!って好例ですね。

みずほ銀行の宝くじの呼び込みだって、単に「宝くじ売ってますよ」だと、そもそもが興味のない私は気にも留めなかっただろうし。

 

かくいう私はつられそうになったのですが、ちょうどお茶して涼んだ後だったので、

おとなしく地下鉄の駅に向かいました、とさ。