書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

“どう見せるか”が“どう見られるか”につながる

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先日、たまにやる整理ってものをしていたとき(私は整理整頓が大の苦手です。やること自体が、ストレスになるので最低限しかやらない。自分ではどこに何があるのか目星がつくので、第三者に片付けてもらうと、かえって混乱するし)。

そうそう!と出てきたのが、写真の新聞広告(↑)。

 

 

会議でスマートに見せる100の方法

 

会議でスマートに見せる100の方法

 

“見せる”ってのがミソで、一読すると、ビジネスあるあるをおちょくった内容。

イラストも入っていて文体もやわらかいので軽い気持ちで読めます。

何より仕事をしたことがある人にとって、そうだよなぁ、そうだったなぁ、と身につまされることがいくつもある、って内容。

 

これを毒のあるユーモア本ととらえ、笑い飛ばすこともでき、それで十分なんだけど、

えてして実務としての能力に目がいきがちだけれど、こういう“見せる”能力も含めて実力であり、人間心理ってこうなんだよなぁ〜!を至近な例で示してくれています。

 

“見せる”能力に思いっきり長けた人ってそうそういないくって、だからこそそういう人は当然世に出て、陰口を叩かれたりするけれど、この“見せる”能力も非常に大事なことであるわけで、あれこれ言うのって、ただのひがみそねみでしかない。

 

っと、だからといって、この本の内容をそのままマネしていいかどうかは別問題ですけどね(笑)。