書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

情報収集ととるか、ムダな時間をとるか

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現在進行しているプロジェクト。

こちらが持ち込んだ企画、ということもあり、監修の方は、クライアントさんからではなく、こちらがこの人と組んでやりたいなぁ、でお願いした方。

先日ようやく引き合わせる機会を得ました。

 

お引き合わせの前に、先に監修の方にお目にかかり、お持ちの貴重な資料を実際に見せてもらいました。

(いつもはメッセンジャーやメールでのやりとりがメインで、手にとって見ることがなかったのです)

 

お引き合わせしたとき、

「お時間あれば、○○さんの事務所へ行きませんか? ほかでは見られない貴重な類書をお持ちなんですよ」と提案したところ、快諾。

本当なら顔合わせが終わったら、会社に戻って、って予定してらしたんじゃないかって思います。

でも、二つ返事で、「ぜひ! 行きましょう!」

 

結局、2時間ほどでしょうか、

類書を眺めたり、あーでもないこーでもない、本プロジェクトとは関係のなさそうな他愛のない話を。

 

 

後日、お礼と、予定外に長くなってしまったことを詫びると。

「会社のなかにいることが多く、同業者とばかり話していると、どうしても視野が狭くなります。

専門の人に会って話したりするこういう機会があると、視点が変わるし、情報源も豊かになるので、誘ってもらってよかったです」といった旨の返答。

 

なんだかじーんとしてしまった。

こういう姿勢で仕事されている方との仕事は、別にその人のために仕事しているわけじゃないけど、頑張ろう!って思うもんね〜。