スカイマークさん、本当に本当にありがとう!
まさか、更年期の生理の経血過多が引き起こす貧血が、要輸血レベルにまでなるなんて思いもしませんでした。
(そのときの経緯はこちら(↓)。)
少しずつ症状が悪化するから気づきにくいってのもあったし、
11年前に出血多量(1/3量なくなった)で生死を彷徨ったので、本当にまずレベルを体験と知っていた、ってのもあったし、
何よりムダに体力があるから、本調子でないのはわかっていても、とりあえずなんとか日々を乗り切っていた、ってのもあったから。
自分が尋常でないことに気づいたのは、たかが15kgのスーツケースを持っての移動がままならなくって、引きながら歩いていて立ちくらみを起こし、とてもではないけれど階段を使うとか荷物を持ち上げるのは無理だと悟り、もうすぐそこが鉄道駅なのにたどり着けず、タクシーを使って空港まで向かってから。
猫のように横のように丸くなっていれば血が循環するので、運転手さんに事情を説明し、タクシーの後部座席で丸くなって、なんとか空港に向かったのでした。
で、問題は、飛行機移動。
気圧の変化に体がついていくのか。
荷物を預ける時に説明して、その時の便も十分に配慮してもらったのだけれど、
往路があるってことは復路もあって、この復路が往路に増して、ここまでしてもらっていいのかしら!と感動するほどよくしていただいたのです。
往路同様、帰路でも荷物を預ける際に、貧血による体調不良であること、害が悪くなれば横になって、短い時間で5分丸くなっていれば体に血が巡るようになること、意識をなくす、ってことはないこと、を説明し、
万が一何かあればヘルプをお願いするかも、と。
すると、まずは、移動もままならないほど調子が悪ければ飛行機に乗るのは断念して欲しいとのこと(それは当然。私も万一に備えて、ホテルの部屋や翌日の便を探し始めていたので)。
申し伝えた状況であれば、できる限りの対応はする、と。
そこで、ヒアリングをいくつかされ、調子が悪くなり体を丸くする時は、座席が2つあったほうがいいだろう、という判断で、
座席変更を行ってくれ、いちばん後ろのキャビンクルーの方々の目が届きやすい場所にしてくれました。
そして、いざ、搭乗時間が近づくと、呼び出しがかかり、体調を確認。
優先搭乗となり、非常にありがたかったのですが、リレー形式で手荷物を席まで運んでくださったんですね。
ラップトップやら多少の資料やらもあり、手荷物はそこそこの重さで、抱えているとそこに血液が集まるので、貧血時にはしんどさが増すんです。
スタッフの方に連絡がきちんと回っていて、連携がとれていて、ある程度の間隔をあけながら、調子を見守ってくれたのは本当に助かった!
いちいち事細かに声をかけられるってことはなく、返事をするのもひと苦労なので、これもありがたかった。
離陸して落ち着くまでは座席を倒さずシートベルトの状態で、それに耐えられるか、本人も心配だったし、キャビンクルーの方も声をかけてくれて、安定運行に入りシートベルト着用の必然性がなくなったら、2座席を利用して横になって丸くなって。
そして到着したときも登場時と同様、手荷物をリレー形式で運んでくださり、しかもターンテーブルにいたるまで。
そう、ターンテーブルでも、そこのスタッフの方に連絡が入っていて、荷物をおろしてくださり、これも本当にありがたかった。
もうね、体力はないし、ひとつのところに力を入れると血液もそこに集中するから、それが原因ですぐに調子悪くなる。
いつもはなんでもない、こういう行為がむずかしい状況だったので、涙が出るほどありがたかった。
そして、手荷物受け取りの出口まで荷物を運んでもらったのでした。
何かあったらまずいと思って伝え、搭乗中は多少気遣ってもらうな〜、だったのですが、ここまでやってもらえるなんて!
体調がよくないのに加え、荷物を持つことが相当きつかったので、そこを知ってか知らずかはわからないけれど、やってもらえたのは、本当にありがたかった。
今も思い出すと涙が出る。
スカイマークさん、本当に本当にありがとうございました!
自分の体調もさることながら、何かあったらどうしようの不安いっぱいの気持ちをしっかり汲み取って、きめ細かいご対応をしていただき、本当に本当に助かりました。
その分については、ご請求があっても、搭乗券以上の金額を支払ってもまったくおかしくないほど。
私にできる恩返しは、これからできるだけスカイマークを利用すること、なのかもね。