書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けするメディアや仕事のあれこれ

貧血はじわりじわりと忍び寄る

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更年期のホルモンバランスの崩れによる生理の経血過多。

最終的に要輸血レベルになってしまいました。

 

生理が2カ月続き、しかも一瞬少なくなったものの、びっくりするほど大量の経血。

1〜2時間に一度ナプキンを取り替えないとまずいな、という状況が続き、

外出時は、外出前に家でナプキンを取り替えるだけでは充分とならず、目的地の近くの駅やコンビニでトイレ、(可能なら)途中でタイミングを見計らってトイレ、帰宅前にもう一度トレイ。

下着を取り替えたこと数回、帰宅して下着が血まみれになっていたことも。

その日、帰宅時にバスを利用したのですが、たまたま混んでいてずっと立っていたのが不幸中の幸い。

座っていたら間違いなく、服だけでなく座席を汚していたと思う。

 

どろっとしたゆるいレバーの塊のようなものがドカンと出たときは、トイレに行くのが怖くなりました。。。

びっくりするほどのドカンは一度だったけれど、ある程度のレバーの塊は頻繁に出る。どろっと出る感覚がわかるぐらいでしたから。

 

生理が2週間ぐらい続いたときに、あ〜、貧血になっちゃってるなぁ、というのはわかったのですが、2カ月も続くとはつゆも思わず、もうすぐ終わるだろう、そうしたら元に戻るだろう、と看過してしまいました。

 

しかし、終わる気配がない。

貧血で本調子でないけれど、でも、まさか要輸血レベルになるにいたるとは思っていない。

私は11年前に、突然の出血過多で血液量が1/3量なくなり、文字通り生死をさまようことになり、致死量が体感としてあるので、そこまで深刻じゃないな、とも感じていたのです。

 

1カ月経った頃、やっと終わるかなと思いきや、すぐにぶり返し、

こりゃ、一度クリニックに行かないとなぁ、と思いきや、内診があるだろうから、生理が終わったら、行こうと決心しながらも、肝心の生理が終わる気配がない。。。

 

 

今にして思えば、当然ですが、その間貧血はどんどん悪化していったんですよね。

集中力が続かない。歩くペースがゆっくりになる。荷物を持つのがしんどい。思うように動けない。体も頭もすっきり機能しない。

 

兆候はあって、約束の時間に遅れるようになったんです。

でも、そのときはあれ〜、おっかしいなぁ〜、って感じでしたが、

実のところ、歩くのがすっかり遅くなったからなんですよね。

 

このとき、幸か不幸か階段や坂を歩くことがほとんどなく、それも自分の症状を気づきにくくしていました。

貧血時は階段を歩くのが本当につらい。動悸や息切れが起こり、途中や踊り場で休まないと進めない。

 

ようやく自分が尋常でないことに気づいたのは、出張で。

空港に行くために公共交通機関を使うべく、駅に向かうのに、15kg程度のスーツケースを引いて歩けなくなり、立ちくらみを起こし、もうそこは駅、だったのですが、これは無理!と悟り、タクシーを止めて、空港へ。

 

貧血症状というのはわかっていて、その際の対処法としては、猫のように丸くなってしばらくいれば体全体に血が回るようになり、症状がおさまる。

なぜこうなっているのか、自分で対処の仕方はわかっていること、吐いたりはしないこと、意識はしっかりしていることを運転手さんに説明し、靴を脱いで座席で丸まっていました。

 

懸念されたのは飛行機。

気圧の変化がどう影響するのか、風邪気味で飛行機に乗ると地上にいるときよりもしんどい、っていう経験はしているので、もっと大変なことになるのか。。。

荷物を預けるときに状況を説明し、いろいろを気配りをしてもらいました(これは、本当にありがたかった。後日、ちゃんと綴ります)。

 

宿泊が、知り合いのAirbnbというのも幸い、荷物を運んでもらったり、ギリギリまで部屋を使わせてもらったりしました。

体調が思わしくなかったので、最低限の予定にとどめ、ぎゅうぎゅうに詰めてなかったのも正解。

 

それでも、地下鉄でまた立ちくらみを起こし、移動自体がとにかくつらく、なるべく横になって過ごす。

ある日の帰り道は送ってもらったり、帰路に着く日は車で空港まで送ってもらったり。

 

 

もう、生理が終わるのを待ってられない!

そのときで、生理が始まって、1カ月と3週間。

出張から戻ったのは土曜日で、週明けを待って、月曜日にクリニックへ。

 

クリニックの診察では重度(要輸血レベル)の貧血、で、生理が終わりかけだったので、内診もしてもらい、異常なし。

異常がないのにここまでの貧血になるのは稀にあるとはいえおかしい、もしかして他の要因もあるかもしれないと、総合病院の紹介状を持たされ、すぐに移動。

 

総合病院で精密検査を受け、これが1日がかり。

全部の結果はその日のうちに出ないにしろ、やはり、異常なし。

点滴を打って、その日から鉄剤を服用、鉄注射を打つ日々となりました

(鉄注射はその後、1週間で3回行い、いったんそれで終了)。

 

 

ここまでシリアルな貧血になる人、割合としてはごく少ないようですが、ごく稀にいるようです。

原因はホルモンバランスの崩れ。

 

毎日少しずつ血液が減っていて、ということは貧血も同時進行で悪化していて、でもそれが徐々に、なので気づきにくいようです。

私の場合、致死量の血液量というものを知っていたがゆえに、まだそこまでじゃないな、という意識が働き、自分の異常さを自覚するのに時間がかかりました。

 

でもって、これからもこうなのか、おだやかなのか、予測できない、と。

次同じようなことが起こったら、「生理中でいいので、すぐ病院に来るように」、と言われ、

「どのタイミングですか?」と聞くと、「ああ、そうですね」と。

 

「生理が2週間続き、終わりそうになかったら病院へいらっしゃい」

「その間、レバーの塊のようなものが出ることが何度かあれば、その時点でいらっしゃい」

 

お医者さんや病院によって多少の見解の違いはあるかと思いますが、これがクリニック/病院にかかる目安、のようです。

 

 

今回、自分の体験を通じて、口外していないだけで更年期の生理の悩みを持つ人は多いんだな、と感じました

(相手先に迷惑をかけるとまずいと思ったので、こちら側(スタッフサイドとして仕事をご一緒したり、一緒に出かける相手だったり)の人には事情をあらかじめ伝えていたので、その返しとして、実はね、みたいなことを言われるケースが少なくなかったのです)。

 

 

更年期のホルモンバランスの崩れによる生理の経血過多、それが要輸血レベルの貧血を引き起こす可能性を秘めていることを、

私の経験をアウトラインでお伝えしました。

同じような症状に見舞われている方、そろそろ更年期を迎える方、そして周辺の方々に、少しでもお役に立てればと思い、こうして開示する次第です。