自分がいいと思えたらいい、と自分を納得させる
必要が出じて、過去の自分の仕事(主に書籍)を読んでいます。
書籍の仕事は、統括/指揮という立場では、世に出るまでに何度も何度も目を通すので
(それでも誤字脱字は生じちゃうんですよねぇ。。。はぁ〜。。。)、
発刊された頃には、商品として表紙回りを眺め、ページをパラパラめくるけれど、
文字を追いかけるには、すでにお腹いっぱい。
時間が経つと冷静になると同時に、はっと思い出された点を確認する程度。
そして反省点があれこれ出てくる、というね。
なので、本が出た後にじっくり読み返す、ということはほとんどなく、
今回こうやって機会を得て(というよりも必要に迫られて)、読み返すと、
こういう内容だったてんだよなぁ〜、こんなこと掲載したんだよなぁ〜、そういえばそうだったな、と妙に新鮮。
なんだ、これ!(がっかり)じゃなく、へええ〜、おもしろいなぁ、で、ひとまず安心。
制作物はできのいい/悪いの客観的評価はできなくはないけれど、
それよりも手に取った人の嗜好によるところが大きい。
なので、いい仕事をした、というよりも、自分が納得しておもしろいと感じる方向性で仕事をした、ってことで、
読み返してストンと落ちるんだろうな。
相対的ではなく絶対的評価になっちゃうけれど、
それでも自分でいい、おもしろい、と思えるものを世に出した分には、よしとしましょう。