書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

初老の女性だからって、少食じゃないのよ  

 

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ラーメン屋さんで遅いお昼。

そのお店は、ランチの場合、麺の増量は無料、とのことで、

注文時に「普通でいいですか、大盛にしますか、中盛にしますか」と聞かれ、

「普通で。えっ、あっ、中盛ってどのくらいですか」

「250gです」

「結構ありますねぇ」

「でも、大丈夫だと思いますよ」

「じゃあ、中盛で」

 

結果、難なく完食。

 

私は食べる方です。

外だと、空腹だから、というよりも、好奇心で食べちゃう、脳で食べている感じ。

気持ちいいぐらいの食べっぷり、だそうです。

 

歳をとると食べられなくなる、っていうけれど、ほとんど感じないなぁ。

(ただ、意識的にではありませんが、家では粗食です。

 日常的に体というか胃が重い状態は好きじゃないので、家だと本能が食欲を抑えているような感じ)

 

 

このお店、いいな、って思ったのが、

「普通でいいですか、大盛にしますか、中盛にしますか」と聞いてきたこと。

 

・同じ値段なら普通の方が儲かるのに、ちゃんと聞く

・性差関係なく聞いてきて、大丈夫ですよ、と答えた

2つの面からいいな、と思っちゃった。

 

 

女性は少食、とか、女性は甘いもの好き、とか、

そうかな? それって性差じゃなくって個体差じゃないの?って、かねがね思っていて、

なので、女性向けをうたったメニューが、量が少なく、品数多い、で定型化していると、

単品でドカンと食べたいんだよ!ってことがしょっちゅう。

単純に、16品目セット、とかっていえばいいのに。レディースなんちゃら、にしなくていいのに。

 

 

同じように、男なら食え、ってのもやっぱり違うよね。

若いから食べろ、って押し付けるのも違うよね。