書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

これ、この世界だけの話じゃないよね

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そうだよなぁ〜。

テレビをおいていない生活が10年近い私ですが、出張先のホテルや帰省時などでテレビを観てもほとんど違和感がないのは、画面に現れる人たちの顔ぶれがさして変わっていないから、なのは間違いない。

 

一般誌系についても同じことがいえるんじゃないかな。

以前、ある媒体の編集部の方と話した時のこと。

その媒体のメインターゲットは20〜30代、としていて、実際のところ、読者は30〜40代がメイン、つまり10歳は違う、と。

制作スタッフも読者も同じように年齢を重ねているのが理由、とおっしゃっていました。

 

そう、その媒体は確かに、一見20〜30代向けの見栄えにしているけれど、それは10年前の20〜30代であって今じゃない。

 

 

歳が上でも下でも、無理にその世代に迎合しようとしても、持っている背景が違うから土台無理なこと。

でも、そこで同世代の身内ノリで閉じるのではなく、ほかの世代は理解できないかも、という意識を念頭においておくだけで、言葉の選び方ひとつとっても変わってくるんじゃないかな。

 

もっというと世代の違いだけでなく、そもそも個体差がある。

あなたと私は違う、は常に念頭においておきたい、のです。