書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

これはどう名づければいいんだろう

f:id:ricorice:20200505124533j:plain

 

自虐ではなく、他人からの評価で、そうか〜、と自分を認識しています。

 

それは、自分が

・不良物件(低スペック)

ボトムライン・ガール(この人よりはマシ、と思われる)

であること。

 

これがいちばんわかりやすく現れるのは、“非モテ”なのですが、

おもしろいもので、人が人を好きになるのは、

・タイミング

・なんとなく気が合う

という言語化や定義化がむずかしい要素もあって、

「えっ、まさか! お前ごときに」という顔をされながらも、私にもボーイフレンドがいた時期がある(私はストレートなので)、ってのはその賜物。

 

もちろん、スペックが前提の場所では、

紹介でも合コンでも、今ならマッチングアプリでもいいんだけれど、

引き立て役という立ち位置以外には、そもそも土俵にすら上がれないわけで、

見込みのないの市場に自分を投じるのは時間のムダだとも考えています。

 

 

先日、仕事でつき合いのある方と話したときのこと。

食事などほかの経費についてはうるさいことを言わず、むしろよくしてもらっているのに(常識の範囲で、ね)、

なぜか、同性同士は同じ部屋に宿泊させようとする人がいる、と。

経費削減なのか、そういうもんだ、と思っているのか、理由はわからないけれど、

よっぽどのことがない限り、部屋は個室がいいよねぇ、という話に。

 

「あっ、でも、俺、羽根さんと同じ部屋でも大丈夫!」

「そうなの?」

「俺がゲイだから、ってことじゃなくって、バイやストレートだったとしても、ね」

「へぇ〜。まあ、一般的な見地としては、私は性的魅力は欠如してるからねぇ」

「う〜ん。。。そこじゃない気がする。なんだろう?」

 

私も、性的魅力が欠如しているから、と言ったものの、

確かに、移動時間の長い出張では、車や現場で男性スタッフと2人きり、という状況はあって、

実際にそこでカップルになる人もいるわけだけど、

私についていえば、そんな気配すら漂ったことがない。

 

もちろん、性的魅力の欠如が要因としては大きいのだけれど、それだけでは片づけられないとも思う、

 

一体、何なんだろう?

ボトムライン・ガールがうまく作用するってことなのかなぁ。

下に見られるような面が、相手に気を遣わせない、みたいなことなんだろーか。

 

 

自分のことは自分がいちばんわからないねぇ。

他者がどういう言動を見せるかで認識させられる。

 

これまでほわほわしていて、さして気にもしていなかったことを、今回、はっとさせられた、って感じ。

同じ空間にいても、相手がいつものまんま、気にしない、みたいなこと、

これって、どう定義して、何と名づければいいんだろう。