書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

今どきのクリスマスがまともだと思うよ

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いまだにいるんですね〜。

クリスマスは恋人と過ごすのが定番と思い込んでいる人が。

そして豪華な店で奮発した食事をするのが定番と思い込んでいる人が

(んでもって、そのあとはホテル、ってことかしらん)。

 

そういう刷り込みで時が止まっている人は、

それこそが真っ当な過ごし方のように話を進めるのだけれど、

恋人じゃなくても家族でも友達でもひとりでもいいんじゃないの?

そしてその恋人は異性とは限らないよね。

そういう話をするときの、そこからはみ出た人に対しての見下した態度は、ほんと、えげつない。

 

ホテルがとれない、とか、レストランがとれない、とか、

そんなの過去の数年のクリスマス事情じゃない(10年も続かなかったと思うけど)。

今でいう、でも今よりももっと大きかった、他人だけでなく自分に向けてのリア充アピールの時代は確かにあった。

でもさぁ、それって狂想曲であって、そっちの時代の方が変。

今の時代のちょっとした特別感ぐらいが、ちょうどいいんじゃないかな〜。

 

ひとりをぼっちとか孤独とかって憐れむのもどーかと思うよ。

ひとりでいる方が気が楽って人間、私もそうだけれど、世の中にはいるわけだから。

 

いまだにクリスマス・バブルを基準としている人は、

豪華レストランやホテルの回し者なんだろーか。

 

楽天インサイトの調査結果を見て、こんなもんだと思っちゃった。

insight.rakuten.co.jp

 

特に予定はない、とか、特に装飾はしない、とか、プレゼントは何もいらない、とか、

そんなもんじゃないの。

クリスマス・バブルはあおられて、空気感に押されて、ってことだったのかもしれない。

 

だからぁ、こんなタイトルがミスリードなんだってば!

(今どきの20代の子って、恋人がいなくても別に焦っていない気がする)

www.huffingtonpost.jp

 

いまだにクリスマス=パートナーと過ごす、が前提で、そう思い込んで、うすら笑いを浮かべているんだよね〜。

バブル&戦後の高度経済成長期基準でものごとをはかるな、っつーの。

その時代の方がイレギュラーだったんだから。