なんせネット老人会の一員ですから
ネット老人、って言うらしいですね。
インターネット黎明期からネットにふれていて、生きた歴史証人のことを(笑)。
20ほどあったチェック項目を忘れちゃったんだけど、ほとんど当てはまり、さもありなん(笑)。
私はアップルがモデム一体型のデスクトップを初めて売り出した時に待ってました!ととびついたわけで、最初のプロバイダがbekkoameで、ネットスケープ大好き!だったからねぇ(日本語ワープロソフトはEGWORDがダントツでよかった。開発を進めているってきいたけど、どーなったかな?)
そんなわけで私は、半分揶揄されるネット老人会の立派な会員ですが、
でもね、1995年からネットにふれている身としてはおおいにメリットもあるわけです。
大きく2つ
・ネットなどデジタルものに抵抗がない
・英語など外国語にも抵抗がない
実際に使えるかどうかも大事だけれど、その前段階で心理的ハードルが低い、ってことは大きいんだなぁ、と思うのです。
その端的な例が、
ヨーロッパのバジェット・エアライン(なんで日本ではLCCっていうの? 聞いたことない)、つまりライアンエアー、イージージェットといった格安航空会社を利用する、なんてとき。
格安、ですから、オンラインで要件を済ますのは必至。
予約もチェックインもオンライン。ウェブ予約をしたら、ボーディングパスをプリントアウトして、あとは空港でヴィザのチェック(不要なところも)、荷物を預けておしまい(預けるに荷物がなければ、もっとラク)。
自分のスケジュールとうまく合えば、ヨーロッパ都市間往復(たとえばロンドン〜バルセロナ間、とか、ニース〜ウィーン間とか)で3000円程度、ってことも可能。
私が利用するのは、最安値、とまではいかないけれど、往復5000円程度が基準。
なんて言うと、あまりの廉価に驚かれるのですが、同時にうなだれる方も多いんですよね。
なぜって?
そこには大きく、上記で記した2つの事項、
・ネットを使う
・英語で使う
という大きい(とされる)ハードルがあるから。
これ、単に慣れ、の問題だと思うのですが、でも心理的ハードルはどうにも大きいみたい。
不安だったら、とりあえずできるところまでやって、確定ボタンを押すのは保留にして、時間をおいてやれば?
言葉がわからなければもいっこ画面を立ち上げるとか、別のガジェット(そのとき自分がパソコンの画面を開いていたら、スマホとかタブレットを)を使って、ぐぐりながらやれば?
って言うのだけれど、すでに気持ちがフリーズを起こしているから、そこまで頭が回らないみたい。
う〜む、だったら、その手間料払って旅行代理店にお願いする、正規料金や通常の航空会社でチケットをとる、がいいんじゃない、と言うと、
ええええ〜っ!と顔をされるけれど、自分でできないんでしょ?
そしたら、そこには対価が発生するから当然よね。
(私が代行したとしても、もちろん対価は請求するよ。)
繰り返し。
こういうの慣れ、なんですよ。
英語にしろ、使われる言葉や表現なんてごくごく限られたものだから、はいはいはい、って進めていけばいいし、わからなくなったり不安になったりしたら、最終的に確定ボタンを押さなければいいだけのこと、なんだけれど。
確かに普段ネットでブラウジングぐらいしかしていない(オンラインショッピングやオンラインバンキングを使っていない)、さらに外国語、となるとパニックに陥る、ってのもわからではない。
日本に紙信仰が強い社会だしなぁ(クレジットカードより現金が重宝される、なんてのは最たる例)。
周囲を見渡すと、おそらく同世代(50歳手前)のなかでは、ネット万歳!な思考であり嗜好を持つ私はマイノリティーな気がします。
でもね、ちゃんとメリットは充分なほどあるわけで。
それは選択肢が広がるってこと。
なんでもなんでも選択肢が多いことがいいとは思ってはいないのだけれど(人間は選択肢が多過ぎるとかえって選べない)、
基本的には選択肢があるのは喜ぶべきこと、と考えているからです。
先の海外航空券の例。
時間があれば、自分で格安航空券をチェックして、自分でとる。
でも、時間がない、その案件の前後にスケジュールが詰まっていれば、最初から代理店を利用したりフラッグ・キャリアといった大きな航空会社で予約したりする(遅延などの際の振り替えなど、なにかあったときの保証を加味)。
といった具合に、現在、私は使い分けているからです。
時間があっても自分でできない、となると、
海外の格安航空券という選択肢はなくなるので、
私にとっては、ネット老人であるメリットは、この
・選択肢がある
ってことに尽きるなぁ、と感じるのです。