『半島を出よ』をきっかけに
ボリュームのある本を読むのはまとまった時間がとれるとき。
腰を落ち着けて、というよりも、移動の時間を利用することが多い。
『半島を出よ』(村上龍)は買ってはいたものの、
出だしをパラパラ読んで、時間かかりそうだな〜と思って放っておくこと数年。
昨年渡英の際に持参し、往路の飛行機から読み始め
(大韓航空を利用したので、リアル、とまではいかないけれど、より情景が見えるようでもあり)、
滞在中も移動のバスや電車の中でず〜っと読み続けたという。
個人的な感想はさておき、
上下巻で印象がまったく違い、どっひゃ〜、ではありますが、読み応え充分。
自分は何も知らないんだなぁ、ということを真っ正面から突きつけられ、
今こそ、『半島を出よ』で使われた膨大な資料から、
刊行されてから時間が経過しているので、さらに追加で
読めるものを読んでいきたい今日この頃。
『半島を出よ』には参考文献一覧が掲載されており、ありがたい。
この小説がエンタテイメント性を備えているから、手に取れたんだと思うと、
きっかけとなってくれたことに感謝!だなぁ。