書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

タクシーは時代をのせて走る

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私は日中はまず使わないし、

せいぜいどうにも暑くてたまらん!ってときか、大きなもしくはデリケートな荷物を持って移動しているときぐらい。

基本、1時間以内は徒歩圏内で、歩くのは苦になりません

(これ、東京暮らしが長いことも理由です。

 タクシーに限らず、バスをはじめ車を利用すると到着時間が読めない。そのため電車利用が圧倒的に多くなるのですが、そのとき、へたに1駅地下鉄を利用するよりも、また最寄り駅よりも違う路線の別の駅を使う方が多少駅から歩いても早く目的地に着いたりするので、結果、歩数は多くなる)

 

タクシーを利用するのはもっぱら終電を逃してからになり、

私の場合、日常的に使うわけではないんですよね。

 

 

こないだ、東京は虎ノ門あたりでえらい工事してるな、と思ったら地下鉄の駅が増えるとのこと。へぇ〜、知らなかった。

また、番町、麹町、四谷四丁目あたりを走り過ぎたときも、ここも工事中。

どうやら水道だか電気だかガスだかの配管(っていうのかな?)の点検てか取り替えだか。

 

見慣れないビルもあったりで、

「悪評高き渋谷駅だけれど私は慣れている駅でずっとスムーズにきていたのに、今日いつもは使わない青山寄りの出口に出ようとしたら、工事中で勝手が違って、あれれ、ってなんたんです」

なんてことを言い、再開発いろんなとこでやってるねって話になったときのこと。

 

「再開発ってビルを建てることじゃないんですよね〜。しっかりした都市計画なしに建物だけ作るから、いつまで経っても醜い」とドライバーさん。

まさにそう!

「憩いの場となる公園はないし(私も、こういう一見ムダな場所って圧倒的に必要だと思う)、建物そのものは悪くないのに周囲とのバランスでちぐはぐだったり、ですもんねぇ」。

 

「地下を掘るこういう工事もね、水道も電気もガスも一度にやればいいのに、ひとつひとつやるから効率が悪いだけじゃなく、渋滞の原因になるんですよ」

「結局、住民や訪れる人のこと考えていないんですよね。こんなの作りました!ってのをひけらかしたいだけで」。

ごもっとも!

 

 

いろんな人を乗せていて、いろんなところを走って、というのもあるのでしょう、

時代の風景を見事に言い当てるよなぁ。

 

私がおつりをもらわない、端数を切り上げて払うときは(なんてえらそうですが、せいぜいコーヒー代です)、

荷物を運んでもらったりしたことに対するチップか、
へええ〜〜〜!なおもしろい話をきかせてもらったときです。

 

 

あとは、以下をどうにか改善していただければ!(特に中途半端な規模の地方都市はこういうタクシードライバーに当たる率が非常に高い!)

・クレジットカードが使えない

・道を知らない(こっちに訊いてくる)

・こっちが指示できないと舌打ちしたりする(知っている場所でも歩くのと車とでは勝手が違う!)

・カーナビ入力がおぼつかない

・自分が道を間違えたくせに料金を請求する