書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

最終判断は感覚に依るのかも

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2月に引っ越した住居は、

“自分の責任のもと、自由に使っていいですよ〜”というDIY物件。

「本当にいいですか?」と管理会社さんに何度も念押しされたのは、

不具合が起こったら自分で解決してね(相談にはのるけど)、ってこと。

 

すぐに漏水という不具合にぶつかり、

でも、大事にいたらないので応急処置をとって、

不動産屋さん&管理会社さんに相談し、水道工事屋さんを紹介してもらい、状況を説明したところ、

「大手術にはいたらないでしょう。であれば、距離がやや離れているので、出張費の方がかかります。なので、ご近所で探した方がいいですよ。そこで見てもらって、大ごととわかって必要が生じたら、改めてご連絡ください」と。

 

良心的だなぁ。
探すにあたって、サクッとアドバイスももらい、じゃあネットで探すかぁ〜、と。

 

 

その日だったか翌日だったか、以前からの知り合いのお店にサクッと飲みに行ったところ、

そこで数年前に顔見知りになった方が後からいらして、

ハッと建築関係の仕事をしてらっしゃることを思い出し、

状況を説明したところ、水道工事の方を紹介してもらえることに。

 

間に入って連絡をとってくれ、水道工事の方がお見えになり、ていねいに説明してもらい、こちらの希望も伝え、無事水漏れ修理終了!

 

 

いやぁ〜、ありがたい!

どの方も真摯に良心的に対応してくださるなぁ。

感謝!です。

 

 

最終的な決め手って、フィジカルというかアナログというか感覚的なものなのかもね。

データというかスペックというか、はデジタルで拾えるけど、

私の場合、最終判断となるのは、心地よさとか相性みたいなもの。

それって、肌触りに近い五感で感じるものなのかもしれないな。

 

物理的に遠くなっても

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仕事のオファーをいただきました。

 

テレワークとかリモートワークとか言われていて、

通常業務は確かに成立するけれど、

思い立ったときやいざというとき、肝となる打ち合わせ(紙質とか色味とかフィジカルな作業を伴うとき)は、

やっぱり物理的な距離がものをいうのよね。

そして、それゆえチャンスを逃したことも少なくない、というか、非常に多い。

それも東京に戻ってきた大きな理由のひとつ。

 

そうはいっても、たいていのことは、私でなくても代替はきく。

そんな中、以前、東京を離れた際に、レギュラーで仕事を発注し続けてくれた人がいて、

心底ありがたい、と思った。

金銭的にも、だけれど、何よりその気持ちが。

8年以上前だから、今ほど遠隔が当たり前でなかった時代のことで、

実際に発注案件は、気を遣ってくれているのがよくわかった。

自然消滅してしまうところが多かった分、余計にありがたさが身にしみた。

 

同時に、移転したなら、と、それまで存在を認識する程度だったのに、

移転先のエリア関連や、エリア性のない仕事を発注してくれるところも現れて、それもありがかった。

 

今回、8年半ぶりに東京に戻り、

実のところ、結局それまで住んでいた地元との仕事はあまりしなかったので、

かろうじてできた縁もこのまま自然消滅だろうなぁ、

中には、非常に優秀な方もいて、残念だけれどやむなしだなぁ、と思っていたら、

先日、連絡が来て、それは仕事の依頼でした。

 

ありがたいなぁ。

 

私は、できるだけ誠意を持って仕事をしてきて、

でも、そこはビジネスだから義理だけじゃなくって、これまでの仕事に対しての評価でもある、と思いたい。

 

おもしろそうな企画で、張り切っちゃうな。

いつも以上にしっかり勉強して挑みたいと思います。

 

 

引っ越しに軍手が必需品だった件

 

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物件が決まって2週間足らずで移動だなんて、その気になればできるもんだな

(これまでは1カ月ぐらいだった)。

とりあえず箱詰めして移動、ではあったけど。

 

で、途中、くじけそうになったのは、

資料とか紙類が多いから荷物が重い、ってことではなく、

指のひび割れがひどくて、思うようにスムーズに作業しづらかったこと。

 

まずは左手の親指、次いで右手の親指、そして左手の中指がひび割れに。

ちょっと傷がついたところが、時間の経過とともにぱっくりしてしまい、

何もしなければ治るのですが、何もしないわけにはいかない。

痛みをこらえるのはやむなしとして、力が入らないのがつらかったなぁ。

ダンボール箱をガムテープ留めにひと苦労。

でも、やらないことには終わらないので、とにかく黙々と箱詰め。

よくやったよ、私!

 

引っ越しの荷物の搬出が終わり、自分も移動し、

指が手がまともに使えないこともあって、荷ほどきはゆっくり。

引っ越してきて10日ぐらいは、ひび割れの状態が続きました。

 

 

やっとひび割れが治り、さあ、家具系をやるぞ!となったとき。

メタルラックを組み立てていたら、右手の中指をはさみ、内出血。

赤いのか青いのか黒いのか。

腫れ上がって、ジンジンとした痛みがなくなるまで5日ぐらいかかりました。。。

その間、またしても指が手がまともに使えず、不便極まりない!

そして今、指には黒いあざのようなものが、残っています(なくなるのか?)

 

 

ひび割れ、って段ボールを扱っていればありがちだけれど、今までの引っ越しで体験しなかったのは、

年齢のせいもあるのだろうけど、冬で空気が乾燥しているから、ってことも大きかったんじゃないかな。

 

そして、内出血。

これは完全に自分のミスだけど、こんなことも初めてだなぁ。

 

 

どちらも軍手をしていれば防げただろうし、防げなかったにしてももっと軽かった、はず。

これから起こるかもしれない家具の組み立て&解体、次の引っ越しでは、軍手を準備して挑むとします。

 

 

あ〜、何事も経験だな〜。

痛みを伴って初めて本気で考えるもんなぁ〜。

 

 

段ボール箱に囲まれた生活にそろそろおさらばしよう

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年が明け、確定申告が終わると、ようやく本当に前の年が終わった、という気分になります。

先日、2019年の確定申告を終わらせました。

 

確定申告が終わると晴れ晴れとした気持ちになります。

ここのところ、陽気もいいしね〜。

 

そのせいか、家の中にいると、なんだかすっきりしない。

元凶は段ボール箱がまだ山積みになってるから。

 

やだやだやだ!

 

さあ、このチャンスを逃しちゃいけない。

奮起して一気に片づけモードに入りますよ〜。

確定申告に行きました

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本当は3月に入ってすぐに行きたかったのですが。。。

 

昨日、確定申告に行って来ました。

e-Taxでもよかったのですが、今年の2月頭に引っ越しをし、

私は青色申告をしているので、移動の手続きをどうすればベストなのか聞きたかったので、会場に赴きました。

 

今年は確定申告の時期が1カ月伸びました。

とはいえ、税務署が会場でない場合、そこがいつまで借りられるのかの問題もあって、

3月17日以降は、場所の確認をしてから出かける必要が生じ、

それはひと手間増えるなぁ、と思い、

なんとかもともとの期間中にすませたかったのです。

 

昨日、3月12日は例年だとギリギリのタイミング、しかも天気のいい午後の時間だったので、

混んでいるのを覚悟で行くと、拍子抜けするほどスムーズ。

聞けば、通常の半分ぐらい、だと。

e-Taxを推奨しているからなのか、期間が延びたからなのか、どちらもなのか。

 

すいていたせいか、スタッフの方は親切ていねい、ほぼつきっきり状態で、

協力でいらしていた税理士さんにも聞きたいことを聞けて。

 

これまでとの大きな違いは、支払調書とか年金や保険の証明書を添付しなくてよくなったこと

(保管は必要ですが)。

疑問・質問がなければ、次からは完全にe-Taxだなぁ。

 

 

年明けに引っ越した場合、確定申告をするのは前年の収入に対してなので、

以前の住所か新居かで迷うところですが、新居の管轄の税務署でいいそうです。

 

青色申告の場合、移転の手続きを、本当なら引っ越すときに旧住所の管轄のところに移転届けを提出し、新しいところで転入届を出すそうで(住民票と同じですね)、

それをやらずに引っ越してしまった私。

その場合は国税庁のウェブサイトから必要書類をプリントアウトして記入、郵送すればOKだそうです(オンラインでの手続きはできないそう)。

年寄り扱い、子供扱いは好きじゃない

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かねがね気になっているんですが、

テレビやラジオでお年を召した方に呼びかける時に

「おばあちゃん」「おじいちゃん」って言うの、好きじゃない。

そのあとに、「お元気ですね」「若いですね」って言うのも好きじゃない。

 

「○○さん」でいいし、「お元気ですね」「若いですね」は話の本質とは関係ない。

なんだろう、憐れみを感じるんだよなぁ。

逆に尊敬かもしれないけれど、関係性がフラットじゃないんだよね〜。

 

 

同様に、公の場で子供に「○○ちゃん」「○○くん」って呼ぶのも好きじゃない。

「○○さん」でいいし、ある年齢以上(小学生になったぐらい、かなぁ)には、

平たい言い回しにはなるだろうけど、普通にていねいな話し方をして欲しい。

赤ちゃん言葉も好きじゃない。

 

 

お年を召した方や子供を(立場として)弱い者として捉えていて、

寄り添っているというのとは違う、と思う。

ひとりの人間としてちゃんと対等に接して欲しいなぁ。

こういうの、大げさに言えば、人間としての尊厳、だと思うのよ。

 

 

Startng overの真っ只中にいるんだな〜、私

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もともと電話が得意じゃなくって、なおかついつでもどこでも連絡がとれる状態が好きではなくって。

 

緊急を要する事態って滅多にない。

連絡がとれないならとれないで、それまでのこと、ぐらいに捉えているのだけれど、

さすがに仕事が絡むとそうは言ってられず、

携帯電話はイギリスから帰国して、再度東京に出て来て、

知り合いから請け負った案件で仕事を再開してフリーランス的な立ち位置になったタイミングで、

スマホに切り替えたのも、不具合が生じてきて、カメラ機能がダメになったときに。

とはいえ、撮影は基本、デジカメ。携帯やスマホは、デジカメのバッテリー切れなどの際のおさえ、として、という使い方をいまだにしていますが、海外取材を控えていたので、これを機に、と切り替えたのです。

 

そのスマホに切り替えたのが5年半前。

出張など出先では使うけれど、

日常生活だと、スマホで使うのは、メール、メッセンジャー、ショートメール、通話、ネット検索、LINE、たま〜に撮影、ぐらいで、

しかもラップトップを開いていればそちらが圧倒的なので、スマホはあんまり使わない。

 

だからなのか、経年劣化(なのかな?)によるぼんやりと不具合は感じつつも、精神衛生に支障をきたすほどではなかったのですが、

つい先日落っことしてしまい、打ちどころが悪く、液晶がマズイ状態に。

外にいるときだったので、用事をすませて、その足でお店へ。

 

落っことしたときに、やっちゃった!とか、しまった!とか、思わなかったんですよね。

あ〜、これはスマホも替える時期、ってことかぁ〜、と感じ、

一応、故障・修理として申し込んだのですが、

このタイミングで機種変更した方がいいんじゃないかと思っている、と伝えると、

確かにもう部品とかもないし、その方が得策だと。

 

閉店1時間30分前にお店を訪ね、お店を出たのは閉店して1時間経ってから。

時間がかかったのは、電話番号とLINEのデータ移行。

というのも落っことしたスマホの反応がとても鈍かったから。

 

「お店、閉店の時間でしょう、明日以降出直しますよ」と言ったのですが、

「前のスマホがかろうじて生きているうちにやっておきましょう!」という力強い言葉をもらい、プロがそう言うんだから、と任せることに。

 

なんとか電話番号とLINEは移管は終了。

LINEの履歴まではダメだった、と申し訳なさそうでしたが、

むずかしそうな状態を見ながら、

ダメだったらダメで、電話やLINEをくれた人から入れていけばいい、

大きな移動を伴った引っ越しと同時期だから、

人間関係もここで一度白紙になっていい、これからn生活は新しい人、再構築する人で埋めていけばいい、と思っていたので、

「LINEの履歴はたいしたことないから、問題ないです!」と返答。

 

 

スタッフの方が奮闘していらっしゃる間に、意識はあてどもなく脳内を駆け巡り、

いろんなことをいったん終了させて、新しく始める時期なのかもなぁ、とぼんやり。

船出というか旅立ちというか、starting overのときなのかもなぁ。

 

そこで浮かんできたのは、晴れた日に、シンプルな白いノースリーブのワンピース1枚で、岬(ホワイトクリフっぽい)の突端にたち、心地よい向かい風を受けて両腕を広げて、清々しさを体いっぱいに感じている自分の姿のイメージなので、いいことなんだと受け止めています。