何をやっても何かを得たい
昨日、2017年3月3日(金)&4日(土)の2日にわたって、福岡市内で開催された女性起業家経営発展塾(主催:福岡県、運営事務局:有限責任監査法人トーマツ)に参加しました。
両日とも、グループワーク、講演、交流会という流れで、
一番よかったのはグループワークでした。
いえ、グループワークで行ったテーマ自体がどうこうではなく、
知らない人とグループになって、現在の課題や将来に向けてさまざまなことを吐き出す、このことにこそ意義があったように思えます。
こういうこと普段自分ひとりだとしないし、いつもつきあいのある人たちともしない、でも知らない人同士だから本当のところをバンバン出せる。
こうしてアウトプットし、他者を通して自分を見ることができた、というのは貴重な経験です。
こういう感じ方は本来の目的ではないのかもしれませんが、
参加するからには何かを収穫したい。
それが、今回のグループワークを通じてこういう見方があった、というのは新しい発見でした。
謙虚に、でも傲慢に、もっと研鑽を積んでいこう。
メールコミュニケーションは若者に学べ!
つくづく昨今の若者のコミュニケーション能力の高さに驚く。
ひと言でいうとスマート。
仕事だとメールでのコミュニケーションが主体になり、これがめっぽう上手い。
具体的にどういうことか、というと、
・要点を整理して伝える
・必要事項がわかりやすくまとめてある
・欲しい事項を明記してある(いつまでに何を)
・レス/判断が速い(即判断できないときもその旨連絡が入る)
・言葉使いがやわらかい
わかりやすくって、ものすごおおくスムーズ。ストレスフリーなんだな。
加えて、これ、敵わない!なのが、
・言葉使いがやわらかい
私、メールは素っ気なくって、これ、気をつけないとな〜。
彼らの言葉の使い方って、やさしく話しかけられているみたいで、本当に上手なんですよ。
書き文字でそんな表現ができるなんて、ね。
もちろんね、個人差はあるのですが、概して年齢が若ければ若いほど上手なんです、私の周囲では。
小さい頃からメールとかチャットといった文字でのやりとりに慣れているから、呼吸する感覚で、話す感覚で文字が打てるんだろうなぁ。
ここのところ、20〜30代の方とのやりとりがちょこちょこあり(私は40代後半です)、そのたびに感心して、学ぼう!と気を引き締めるのです。
アウトプットすることで“ぼんやり”が“はっきり”する
ブログを続けるメリットは、
・以前に書いた記事が埋もれない(検索エンジンでひっかかる)
・エントリーが蓄積することでどういう人(/会社/サービス)か案内できる
・自分で発信したいことを発信できる
などとさまざまですが、もしかしたら一番大きいのはこれかな、なのが、
・アウトプットを習慣づけることで、ぼんやりと考えていたことが形を成す
これ、本当です! 自分でやって実証済み。
「よくまあ、毎日2つのブログをアップデイトしてるなぁ!」と言われるのですが、その大きな理由のひとつはコレです。
そして続けているとおもしろいことに、“考えて整理して書く”のではなく“考えながら整理しながら書く”と同時進行でできるようになります。
思考って目で見えるものではないから、
ブログを綴ることで、それができるって、ものすごいお得感です。
もちろん、公開するからには第三者にどう見られているかも大事なんだけれど、
その自分が何を考えているのかを自分自身が認識することが、まずは必要だなぁ、と実感したりして!
絵を描くように文章を書く
自分が“どう思う” “どう考える”といった主旨の文章ならともかく、
例えば飲食店レポートがわかりやすく、状況を綴るときは、目に見えるものを言葉におきかえます。
・おいしいお好み焼き
これは主観であって、読む方にはわからないんですよね。
・ふっくらと焼き上がった
・たっぷりのソースがかかった
・7種類の具が入った
といった目に見えることを言葉におきかえると、その場にいない読み手もイメージしやすいんです。
なので、絵を描くように言葉を具体的に綴るのがいい。
これ、頭でわかっていてもなかなかむずかしい。
それもよくわかります。
そこでおすすめなのがラジオ。
よく番組のなかでレポーターが登場し、スタジオを飛び出し、外からレポートしているでしょ。中継ってやつです。
これがとても役に立ちます。
具体的な色、形、大きさなどを押さえて、しっかり伝えています。
それに対して、補う形でスタジオの司会進行役の方が質問したりするでしょ。これも大事な要素。
テレビの場合は、見た目を細かく言う必要がないけれど、ラジオは音だけが頼りだから違う。
同じことでもテレビとラジオとでは視覚情報があるかないかのため、伝え方が違ってきます。
文章も書く作業は、ラジオのレポーターが状況をレポートするのに近い。
なかなか具体的に書けない、という方。
ラジオを聴いてみることをおすすめします。
そして、例えば、電車に乗っているときなどに、レポーターになったつもりで頭のなかで、目に見える情景ををレポートしてみるとよし。
これ、本当にむずかしい。
でもやってみると、文章を書くときに自分で気をつけるようになります。
その気づきがあるだけでも、文章はぐっと読みやすくなります。
もはや写真はコミュニケーションツールである
最近読んで、ものすごおおおく納得した記事(↓)。
ここ数年、私がぼんやりと感じていたこと、
インフォグラフィックは大事だなぁ
インスタグラム的なアプローチを紙媒体やほかで展開できないかな
の理由を見事に言葉にしてもらった感じです。
プロフィールの“ぱっと見”情報を揃える
個人もそうだしお店や会社もそうだし、
ウェブサイト(ホームページ)にしろ、ブログにしろ、FBにしろ、ツイッターにしろ、インスタグラムにしろ、名刺にしろ、
自分がお店や会社がどんなことをやっているのかわかるようにプロフィールを記します。
このプロフィール、何を目的に、誰に何を伝えたいかによりますが、写真だと概して、
個人の場合だと顔写真になるし、お店や会社だと外観だったり内装だったり、看板メニューだったり売れ筋商品だったりスタッフの集合だったりします。
複数のメディア(ウェブサイト、ブログ、FB、ツイッター、インスタグムetc)を駆使してらっしゃるところが多いかと思いますが、
これ、写真にしろ紹介文にしろ、揃えるのが望ましい。
というのも、特に写真は同じものを使っているとぱっと見で、ああ、これは○○さんのブログでこれはFBだなぁ、というのがわかるからです。
どんなことをやっているかの紹介文は、スペースにより一字一句揃えることはむずかしいと思いますが、軸はぶれないようにしたい。
ただし、たとえばブログなどで、複数のアカウントを持っていたりすると、それらは揃えなくてもいいのです。でないと、メインとそれ以外との違いがわからなくなっちゃうから。
なので、ビジネスとしてのFBページはかちっとしていて、個人で使うFBはカジュアル、ってのはおおいにあり。
そして、個人事業主だったり、お店であればシェフだったり、オーナーだったり、自分自身が看板となるときは、しっかりとしたプロフィール写真を使うのがベスト。
顔が見える、というのは安心するのです、しかも、ちゃんと撮ってあるものだと信頼がおけるんです。
恥ずかしい、という方も多いのですが、これ、自分を“見て! 見て!”アピールのためではありません。
相手に自分を認識してもらうために、そして面が割れていることにより“ちゃんとやってます”を暗黙のうちにしているわけで、非常に大事なんです。
日々のちょっとした写真は自分で撮影したものでいいのですが(むしろその方が親近感が持てたりもします)、プロフィール写真はじめ要となる写真はプロに頼むのがいい。
文章にしろ写真にしろデザインにしろ、すべて自分でやる必要はありません。
“餅は餅屋”、幹となるものはプロに頼み、枝葉は自分でやる。
そのメリハリも、無理なくSNSを持続するためには必要です。
SNSの更新頻度と売上高の増加は関連している
国の機関、中小企業庁による「小規模企業白書2016年版」。
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H28/PDF/shokibo/03sHakusyo_part1_chap2_web.pdf
このなかで、前半に小規模事業者が宣伝におけるIT活用についての調査結果が掲載されています。
いろいろ細かく調査してあり、これが見応えありで、おもしろいですねぇ。
言えるのは、
“SNSの更新頻度と売上高の増加は関連している”
ってこと。
・SNS(ブログやFBやツイッター(厳密には違うけど)など)は活用した方がいい
・インターネット抜きにビジネスが成立しづらくなっている
ってことが数字として裏付けられた恰好です。
ウェブサイト(ホームページ)とかチラシとか広告出稿とか、大きな宣伝ツールは自分ではできないから、プロに任せるってことになるのでしょうが、SNSについて自分でもできます。
でも、なかなか手が回らない、何をしていいのかわからない、って方が多いんですよね。
わかります! 小規模事業者って自分であれもこれもしないといけないですから。
私に相談される方もまさにそう。
まずは広げてみて、やることは何か、そして「任せること」「自分でできること」の仕分けをしてみるといいですよ。
あこれもこれも全部はできないし(やる必要もないし)、自分ですべてやろうとするとパンクするし。
混乱したら、第三者に相談するのも手。意外と自分では気づかなかったこともあったりしますし、お金を払うとモトをとろうという意識が働きますし、ね。