書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

プライマーク/Primarkにうなってしまった件

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おしゃれは嫌いじゃない。

ただ、フリーランスなので、籠る仕事が少なくなく、スタジオ撮影などでバタバタのときは、とにかく動きやすい格好。

化粧も滅多にしないしなぁ。

でもって、体重とか体型とかがほとんど変わっていないので、

四半世紀前の服とかも着られる、というね。

 

今秋、イギリス、しかも北に向かうにあたって、セーターの類を持参したのだけれど、

何だろう、この既視感、と思ったら、あれ〜、1996年に持って行ったのと同じやつだ〜。

ニットの類はよほど寒い日にしか着ないので、まだまだ十分きれいな状態なのです。

 

なわけで、服を買う必要があまりなく、それを目的に出かけることはほとんどなく、

外を歩いているときにふと目にとまった気になるものを買っています。

なので、動き回る率が高くなる海外で買うことが多い、かな。

 

 

今回のイギリス滞在は移動を伴い、それによって宿も変わるので、4カ所に滞在。

で、ロンドンからマンチェスターに移動したその夜、

寝間着をロンドンの宿におき忘れたことに気づき愕然。

ロンドンに戻るわけにはいかないし、

その日の夜は持ち合わせでなんとかしのぐ。

 

 

「明日はユニクロかTop ShopかH&M かGapか無印良品にでも行こう」

と思った矢先、「あっ、これに機会にここに行こう!」と思い浮かんだのが、

アイルランド発激安衣料店のプライマーク/Primark。

ロンドンはオックスフォード・ストリートを西にマーブル・アーチに向かってい歩いていると、

プライマークの紙袋を、しかも大量に買い込んだ人の姿を本当によく見かけていたから。

 

超人気激安店であることは認識していたけれど、

いかにも安そうで、一回洗濯したらおしまいじゃない?なんて勝手に思っていて、

買ったこともなければ足を踏み入れたこともなかったけれど、

これはいい機会だ!

 

なわけで、寝間着を忘れたことに気づいた翌日、

この日はマンチェスターからリヴァプール(電車で1時間弱と近いのです)に日帰りすることにしていて、

帰路に着く前にプライマークに。

 

 

いやぁ、驚いた!

安くてペラペラなのは否めないけれど、かわいいものもけっこうあって、いいじゃん!

寝間着(といっても私の場合は、Tシャツにルームウエアのボトムスです)を見つけて、

Tシャツはさらにセール品だったこともあり、£2。トータルで£10。

 

まぢっすか!

安いなぁ。聞きしに勝る、安さだなぁ。

日本じゃないですよ! 物価の高いイギリスですよ!

んでもって、それなりのデザイン、とあらば、たくさんの人が押しかけるわけだ。納得!

 

1回洗濯したらボロボロ、ってことはなかったけれど、モコモコのルームウェアはすぐに毛玉が。

そもそも急場しのぎのつもりで買ったわけなので、不満はありません。

 

しかも、買い物袋を有料化しているイギリスで、入れてくれた袋は無料。

これ、プラスティック(ビニール)じゃなくって、紙袋だから?

その分、店側が負担しているわけよね。

レジは混んでいるし、たくさん買い込む人がいるし、で

いちいち聞くよりもあらかじめ紙袋を準備しておく方が早い、ってことなのかなぁ。

 

 

プライマークが人気の理由はなんとなくわかったのだけれど、

この日はゆっくり店内を回る時間がなかったので、

チェックの余地があまりに多い。

一度きちんと時間を作って回りたいと思っています。