書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ひとりで抱え込まない

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進めている別の企画が捗らず、

それは自分のせいでも誰のせいでもないのだけれど、

今日は1件も契約が取れなかった、そんな状況が続いていて、

まさかそんなことになるとは予想していなかったので、

気落ちしてしまう、大きな要素。

 

これまでもなかったわけではないのだけれど、さして大事ではなかったのに、

倒れたのが仕事先で、しかもかなりひどい状態で、

病院に行き(この時はおさまっていた)、

翌日、そのときの自分の様子も聞き、ひどく落ち込んでしまった。

 

ここのところ、この気落ちしている状態が続いていたところに、

仕事先で倒れてしまって、心が折れそうになってしまった。

 

契約がなかなか取れない状況はクライアントに伝えていたけれど、

確認したいことがあるのを理由に、もう少し詳しく言っておいた方がいい、

と連絡することに。

 

緊急事態でない限り、電話をしない。

いつもはメールで済ます内容だけれど、今回もメールを打とうとして、やめて、電話することにした。

 

結果、正解だった、と思う。

 

「今、心もつらい、折れそう」な状況にあることを告げ、

どうするかお互いに案を出し合った。

 

自分でまずいな、と思った時点での判断の電話でSOSを発することができてよかった、と思う。

泣き出したり、感情的になることもなく、対策を話し合った、って感じ。

 

 

単身のデメリットはここだと思う。

ちょっとした会話を交わす相手がいなく、雑事もないと、負のスパイラルに陥りやすい。

気落ちすることはあるけれど、別のところからも落ち込み要因が襲って来ると、つらい。

仕事場で倒れたことが、相当ショックだったようで、こうなったんだと思う。

 

今の私にとって解決することは明確で、なかなか契約が取れない(に似た)状況を打破すること。

これができれば気持ちがぐんと軽くなる。

なので、クライアントに糸口を探りたくって電話をした。

 

仕事ゆえ、結局自分でまっとうしなければならない。

状況を伝えられたことで、

今は、ここ数週間抱えていたものが、軽くなりはしないけれど、

抱え方が少しラクになったのも事実。