危うきに近寄らず。私の判断基準
フリーランスがみんなそう、だとは言わないけれど、
お金とつき合いだけが仕事を受ける基準じゃない。
金額は安いけれども企画がおもしろい、ぜひ挑戦したい、金額以上の価値がある、と判断すれば、
手弁当で受けることもある。
つき合いに関しては、特にメディアの仕事の場合、誰かの紹介で、ってことが多いんですよね。
となると、紹介してくれた方の手前、まずは話は聞く、ってことが発生します。
仕事を打診されるときに、すでに関係性ができ上がって、業務として以前と類似していれば、前に倣え、と認識するのだけれど、
最初に条件、もっと絞り込んで言うと、金額を提示してこない、ことが実に多い。
こういう内容の仕事をだいたいこういうスケジュールで、ということは言うのに。
これが怪しい、実に怪しい。
まだ予算が暫定であっても、概算で伝えない、ってことは、ビジネス感覚が欠落している、と感じます。
また、内容を言う時に、アドバイスも欲しい、こういう文言のライティングもお願いするかも、と付け加えるときも怪しい。
私が打診されるのはライティング&編集なので、それに多少付随することは許容範囲なのだけれど、
なし崩し的に、明らかにそれ以上のことを要求してくることもある。
ええと、付随する内容のボリュームがえらく多いんですけど、最初の話と違うんですけど。
なあ〜んてことも、少なくない。
契約書を取り交わす、とまではいわないけれど、
あらかじめ線引きを明確にしない、ってことは、おおむね“なあなあ”でことを進めようとするんだなぁ。
私は何も杓子定規で役割分担を、と言っているのではなく、
それぞれの持ち場を明確にし、その上で協力し合えるところは協力し合う、というスタンス。
自分の範疇が分かっていれば、それにプラスしてやったことはあくまで自分の気持ちとしてだし。
なので、危険な香りを嗅ぎつけたら、そしてその嗅覚が外れることはほとんどなく、
その仕事はストレスフルなんですよね。
“関わらない”のが最善の策、というわけです。