書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

自分が推したところが発展している様はうれしい

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単に“食”といっても、その範囲は広く、

メニューだったり、技術だったり、はたまた素材だったり、生産者だったり、歴史的側面だったり、

その内容は多岐にわたります。

あっ、店舗ガイドもそうですね。

 

私が食のダイレクション、編集、ライティングとして仕事に関わるときも、そう。

ほかにも、店舗や会社を続けるための運営&経営があり、

メニューや技術とは違う視点になり、これが非常に興味深い。

なんせ、私も個人事業主ですからね。

 

そういう店舗を取り上げるときは、

先方からこの店で、という指名があるときもあれば、

「ここ、おもしろいです! 取り上げましょうよ!」とこちらが提案することもあります。

 

 

年に一度ぐらい、ばったり出くわす方がいて、

その方は、まさに、私が「この店、おもしろいな、経営の話をききたいな」と感じ、

取材を快諾していただいたところのオーナーさん。

お目にかかるたびに、ビジネスが大きく発展している模様で

(大きければいいってもんではないけれど、指針にはなる)、

これはうれしい。

 

いつかは、私が携わった記事を取り引き先への説得材料に使っている、

ともおっしゃっていて、これも思いがけずでうれしかった。

 

自分が関わったところが軌道にのっている様子を知るのは喜びであり、

同時にそういうお店を選んだことが読者の方への責任を果たせたようで、ほっと胸をなでおろしたりもします。

 

 

で、先日、その方とまたばったり。

お互いに、「よく会いますねぇ、縁がありますねぇ」と思わずにっこり。

最初にお目にかかったときから何年も経っているので、

改めて名刺を交換。

 

こないだ、別件で、再び一緒にできるかな?

のところも、もともとは私が「ここ、いいと思います! こことやりましょう!」と提案したところで、

プロジェクトが終わってからもぐんぐんと、こちらもやはり大きく発展してらっしゃるようで、うれしい限り。 

ricorice.hatenablog.com

 

いったんその企画の手が離れると、どうしても目の前のことが優先されてしまうけれど、

その後を見届けることも大事だし、それがいい方向に動いていると仕事冥利に尽きます。