書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

いいことの偶然が連鎖する

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例えて言うとニュースがわかりやすく、ハッピーな内容よりも負のものの方が圧倒的に多い。

その方がインパクトがあって印象に残るってのもあるんだけれど。

 

負のスパイラルと同じように、正のスパイラルもある、気がします、私。

私は自分はついている、自分はラッキーだ、って思っているから、

自分が入ったときにその飲食店の店内はガラガラだったのに、

そのあと、立て続けに入り満席になると、ほらね!ってほくそ笑んでいます。

 

先日知人と食事に行ったときのこと。

そのとき、その方がが関わっているプロジェクトについてまったく知らなかったんだけれど、

「実は今、こんなことやってんだ! そのプロジェクト、ここのお店に合いそうだから、打診してみていいかな?」となり、橋渡しをした次第。

そして、その直後に、今度はある企画でそのお店に取材に行くことに。

 

「こないだ、そのつもりじゃなかったのに、仕事の話になっちゃってすみませんでした。違うと思ったら、遠慮なく断って構いませんから」と言うと、

「いやいや、大丈夫!」と。

そのときに、お店の方が、

こういういい偶然って連鎖するんだよね〜、とおっしゃっていたのが印象的でした(ちゃんとした言葉があったような気がするけれど、忘れてしまった!)

 

 

こういうの、私はよくわからないけれど、でも、同じ気分を纏うなら、

“ほらね、やっぱり私はついている、私はラッキーだ!”

って思って日々生きる方が幸せな気がしています。

 

そして、こういう根拠のないおめでたさが自営業の大事な資質なのかも、と思ったりするのです。

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