書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

フリーランサーに必要なのは根拠のないお気楽さです

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フリーランサーのたいがいの人は経験しているんじゃないかな。

仕事が重なるときって、まったく別の内容でも重なるし、終わるときは一斉に終わってヒマになる。

ヒマになる、ってことは、収入に直結するわけで、しかも次の仕事は???

 

私、フリーランサーで15年。

こういう波は幾度となく体験しました。

これ、会社も同じなんだけれど、給料はちゃんと支払われるから、実際の状況って把握しづらいんですよね。

個人だともろわかる。

 

 

これ、フリーランサーに向いているかどうかの試金石になります。

たいがいの人が、ヒマな状態のときに大きな不安に陥って、会社勤めを選ぶようです。

 

私は、呑気というか、なんというか、、、

不安がないわけじゃないし、逆に自分に自信があるわけでもないのですが、じたばたしてもどうしようもないからちょっと様子をみよう、考えてもどうしようもないしせっかく時間があるからちょっと高飛び(ちょっと海外に遊びに行く)してきちゃおうかな〜、って思っちゃうわけです。

 

フリーランサーは、日本では社会的地位は皆無に等しく、クレジットカードが作れないとか、家を借りるのにひと苦労とか、ただでさえデメリットばかり。

そのデメリットを深刻に受け止めないお気楽さがフリーランサーの第一条件、な気がします。

(まあ、今の時代、会社員だろうがフリーランサーだろうが、とは思っていますが)

 

何でもそうですが、いいときって、誰も同じような心持ち、ハッピーな状態ですが、よくないときの向かい方が適性を知るのにいいんじゃないかな。

仕事がないのは、フリーランサーにとって死活問題。

波があるとはいえ、その状況に耐えられるかどうか。

 

これって資質の問題。

最悪の状態をお気楽さで迎えらるかどうかは、フリーランサーにとって一番大事な要素な気がします。

だって、精神的にいい状態でないと、いい仕事はできないし、快適な生活は送れないでしょ。