書くこと、編むこと、伝えること

食のダイレクター、編集者、ライター、イギリスの食研究家“羽根則子”がお届けする仕事や日常のあれこれ

ひそやかなおしゃれの楽しみ

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おしゃれは好きです。

きれいな色やデザインのものを身につけると、それだけで気持ちがあがる。

誰だったか、おしゃれは忍耐が必要と言ったように、怠惰な私はいつもバッチリとはいかないけれど。

 

私は、情報発信にしろ、編集にしろ、ディレクションにしろ、ライティングにしろ、イギリスの食研究にしろ、食が軸となることがほとんど。

となると、ぐっと抑えているものが2つ。

 

ひとつは香水。

私は香りに比較的敏感で、同時に好きで、好きな香りは気持ちを高めてくれるのでふわっと身にまといたいのですが、食、料理も香りが命。

なので、自らの香りづけは、事務所での打ち合わせぐらいにとどめ、飲食店などダイレクトに食や料理に関わるときは使わないようにしています。

 

もうひとつはマニキュア。

ネイルには興味はないのだけれど、私は爪が丸いので、赤とか紫とかエメラルドグリーンとか水色とか、ぱきっとした色をつけるとかわいいだろうなぁと思ってはいるのですが。。。

もちろん、試食を作ったり、試作をしたり、のときにはつけず。

そして飲食店や店舗、工場、ラボを訪問するときも、やはり憚られ。

そんなわけで、マニキュアして大丈夫かしら?と思うところに向かうことが多く、迷ったらやめた方がいいってことで、なかなか機会がない。

まあ、つけたり外したりを頻繁にやるのが億劫、ってのも理由としてはあるのですが。

 

こういうこと、私自身が飲食店など食に関わる場所を訪問する際に、爪、髪、ヒゲ、白衣などをついチェックするように、やはり相手も私のことをチェックしていると思うので、やっぱり控えておいた方が賢明なのは明白。

自分がチェックすることは自分もチェックされているということ。

 

ときどき、籠って仕事をしていて煮詰まってきたときに、香水をシューッとふりかけたり、マニキュアを塗ったりするのが、気分転換を兼ねてのひそかな楽しみ、なのです。